E.A.G.F

東アジア競技連盟の英文略称、略記。

E.A.H.F

東アジアハンドボール連盟の英文略称、略記。

EC

IHF倫理委員会に同じ。

愛媛県協会

50年2月設立。第2次大戦後、県内の旧制中学でハンドボールが行なわれ、県教員チームの発足で指導者の輪が拡げられた。そのあと新制高校に普及、57年には全日本高校選手権の地方開催(松山市)を実現させた。東京・大阪交互開催にこだわる当時の球界でこの招致は画期的、県内の結束を高め、高校男女有力校輩出へと実った。

E.H.F

ヨーロッパハンドボール連盟の英文略称、略記。

EHFカップ

ヨーロッパフェデレーションズカップ。
ヨーロッパのクラブによる国際選手権の1つ。2012-13年からヨーロッパ・ウィナーズカップと合体して新編成された。
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグの準々決勝前までに敗退したクラブが、そのあとこの大会に参加できる。女子も同名の大会が行なわれている。

E.H.P.U

ヨーロッパ・ハンドボールプレイヤーズ・ユニオンに同じ。

エイトファイナル

16チームによる決勝トーナメント1回戦8試合をさす。

エジプト

48年にハンドボールの芽がふき、アフリカ勢では唯一11人制を愛好した歴史を持つ伝統国。国際ハンドボール連盟には60年に加盟、アフリカ・ハンドボール界をつねにリードしてきた。ところが、オリンピック復活の70年代から国内の乱れで競技力が落ち低迷、再びアフリカのトップに立ったのは90年代。93年地元に招いた第9回世界男子ジュニア選手権優勝を導火線としてバルセロナ以降オリンピックの常連となった。アトランタ6位、シドニー7位、01年世界選手権は4位に進出。さらに00年には国際ハンドボール連盟会長にハッサン・ムスタファ氏を推しあげ“アフリカの時代”へ大きくステップしている。97年の世界男子選手権開催を熊本と争った。この大会と03年に男子代表チームが来日している。99年地元での第16回世界選手権は総観客数が50万3500人に及んだ。

英連邦競技大会

コモンウェールスゲームスに同じ。

映像判定

ゴールインしたかどうか微妙なプレーを写真(映像)判定によって行なうこと。ヨーロッパの一部の大会で試験的に導入されているが装置にかかる費用が難題。レフェリーの「眼」にほとんど間違いはないといわれ採用には時間がかかろう。カメラはゴールバーに据え付けられる方式が多い。

エリミネーション elimination

予選。

エリミネーショントーナメント

日本の勝ち抜き戦(トーナメント、ノックアウトシステム)、ヨーロッパのカップ戦と同じ大会方式。勝ち抜きというより敗者排除のニュアンスが強い。決勝リーグ進出チームを決めるためのトーナメントでこの名称を使うことが多い。

エリート elite

優秀な選手、それらの選手によるチーム、それらによるリーグなどを現わす語。東ヨーロッパ全盛期にはエリートとされた選手、指導者、研究者などは国家から引退後まで生活が保証されていた。

エリートリーグ

プロフェッショナル的な運営による国内最上級リーグ。エリートによるリーグ。

エリジビリティコード

競技者参加規定に同じ。

エリートレフェリー

国際ハンドボール連盟が指名する世界最上位60人(30ペア)〜以内〜の国際公認審判員。資格は毎年8月1日から翌年7月30日までの1年間に限られるが、継続の指名は妨げられない。定年は50才。
道は厳しい。各国協会トップレフェリー→大陸候補レフェリー→大陸レフェリーの大陸連盟レベルを経て、国際ハンドボール連盟競技規則・審判員委員会が「IHFレフェリー」として指名、さらにその中から「プロスペクト(prospect)グループ」へ選抜された者にエリートレフェリーへの可能性が与えられる。世界選手権とオリンピックはエリートレフェリーだけが審判できるとされてきたが、近年、このリストに含まれない各国の若手ペアがノミネートされるケースも増えている。

延長戦

エキストラタイムに同じ。

イングランド(イギリス) England

2012年7月夏季オリンピックをロンドンで開き注目を浴びる存在となった。67年、全英(イギリス)協会がリバプールに設立され、69年イタリア学生選抜と初の公式国際試合を行なう。70年国際ハンドボール連盟に加盟、国内の競技会はエジンバラ大学などがリードしてきた。
72年スコットランド連盟が発足し、ヨーロッパ連盟はイングランド、スコットランド両連盟をそれぞれ承認している(スコットランドは国際オリンピック委員会と国際ハンドボール連盟では未承認)。12年のロンドン・オリンピックを前に、08年1月、代表候補選手(男女)を公募し話題をまいた。

エントリー

参加申し込み。国際大会では定められた時までに国、協会、チームとしてまず届出。次に選手名を付して申し込み、大会開幕直前(24〜48時間)に役員スタッフ・コーチングスタッフを含めた最終参加選手リストをシャツ番号付きで提出する。国内の大会は手間を省くため一括申し込み1回ですまされる。
届出にあたって払いこむのがエントリー・フィ(fee)、申し込み用紙はエントリー・フォーム(form)。国、協会、チームのエントリー取り消しは、その時期によってペナルティが課せられる。1試合の出場リストもエントリーと呼び現行は14人以内。

エンドライン

アウターゴールラインの旧称。

EPHLA

ヨーロッパ・プロハンドボールリーグ協会の英文略称、表記。

レキップ L’EQUIPE(フランス語)

ヨーロッパを代表するフランスの日刊スポーツ新聞。1945年に創刊、現在の発行部数は75万部といわれ、あらゆるスポーツを克明にカバー、ハンドボールの扱いも大きい。エキップはフランス語で「チーム」の意味。

エラー error

失策。ミスと表現されることが多い。

エスコート escort

@ドーピング検査で対象となった選手に、規定に則って検査の通告を行ない、その選手に付き添う役員。
A試合前や入場する選手に付き添う人。少年少女が多い。

EUN

バルセロナ・オリンピック(92年)で男子優勝、女子3位となった旧ソ連合同チームの略称。C.I.S参照。

ヨーロッパ・ハンドボール連盟

Europa Handball Federation。ハンドボールの伝統を誇る最強ゾーンでありながら発足は91年11月と遅い。国際ハンドボール連盟がヨーロッパ連盟そのものだったからだという痛烈な指摘もある。現在は両者の間に“微妙な一線”が引かれ、抵抗勢力視されてきた。加盟国数は52(2014年1月)。競技力では圧倒的なものがありワールドタイトルはつねにヨーロッパ勢で争っているといっていい。(ヨーロッパ以外の制覇は韓国女子の88、92年のオリンピック、93年の世界女子選手権と、ブラジルの2013年世界女子選手権、エジプトの93年世界男子ジュニア選手権以外にはない)。会長はジャン・ブリアウル(フランス)、事務総長はミヒャエル・ビデラー(オーストリア)。「プロリーグ委員会」も設けられている。英文の略称、略記はEHF

ヨーロッパ・ハンドボールプレーヤーズ・ユニオン

プロ・ハンドボール競技者と所属クラブの契約条件や移籍などに関して不利な立場を強いられないよう09年9月ポーランドで設立され、各国から選手やその代理人26人が出席した。その後も順調に活動している。英文略称はE.H.P.U。

ヨーロッパ・ビーチハンドボール選手権

2000年から始められた代表チームによる国別選手権。2年にいちどの開催。08年からジュニア(18才以下)も始められた。

ヨーロッパ・ビーチツアー

03年から始められたクラブによる国際転戦ツアー。原則として7月から翌年5月までの間、10ヵ国18会場(会場をステージと呼ぶ)以上で編成。各クラブは随意に参加。
ツアー(大会)ごとに順位によってポイントが与えられ通算ポイントで総合順位をつけ、上位クラブによって6月に「ヨーロッパビーチマスターズ」を行ないチャンピオンクラブ(男女)を決める。大会の略称「EBT」で親しまれている。 06年大会の女子優勝クラブ「コンテサ・ネラ」(クロアチア)に日本人愛好者・鴨原梨代(郡山女子高校OG)が加わっていた。

ヨーロッパ・チャレンジカップ

各国リーグ4位以下のクラブで争われるタイトル戦。94年シティカップの名で始まり、2000年から現在の名称に変更された。女子も同名の大会が行なわれている。

ヨーロッパ・チャンピオンズトロフィー

ヨーロッパ・クラブ選手権を07年から改称したが、10年の大会を最後に男女とも休会になっている。

ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ

世界最強クラブ決定戦ともいえる各国有力クラブが目標とするビッグイベント。56年(女子は60年)からフランスの国際的スポーツ紙「レキップ」の発案によって、ヨーロッパ・チャンピオンズクラブカップの名で始められ、各国リーグの優勝クラブのみに参加資格が与えられた。
90年代後半からマスコミが先行してチャンピオンズリーグと呼び、現在ではそれが正式名称になっている。
主催のヨーロッパ連盟は市場化路線を強め03年から参加資格を拡張すると同時に、前シーズンの実績で各国別にエントリー数を定めている。13〜14シーズンは男子40クラブ、女子30クラブが出場。男子は40クラブから18クラブをシード、予選から勝ち進んだ6クラブを加えて24クラブが3段階でベストフォーに絞り込み、5月にケルン(ドイツ)で「ファイナルフォー」の名で大観衆を集めての「最終決戦」となる。女子は1、2回戦のあと16クラブ4組の2次リーグと4クラブ2組のメインラウンドを行ないベスト4で決勝トーナメント。

ヨーロッパ・カップ・オブ・カップス

ヨーロッパ・ウィナーズカップに同じ。2011-12年の第37回をおもってフェデレーションカップと合体した。女子は引き続き行なわれている。

ヨーロッパ・シティカップ

ヨーロッパチャレンジカップの前身。

ヨーロッパ・クラブ選手権

前年度のヨーロッパ・クラブカップス(後掲)のうち、原則としてチャンピオンズリーグウィナーズカップフェデレーションカップで優勝したクラブと開催地推せんクラブ(ワイルドカード)の4クラブで争う大会。女子は94年から、男子は96年から行なわれ、07年から「ヨーロッパ・チャンピオンズトロフィー」と改称。

ヨーロッパ・フェデレーションカップ

「フェデレーション」は第1回の81年から91年までは国際ハンドボール連盟を指したが、92年からはヨーロッパハンドボール連盟をいい、この大会は2011-12円の第31回のあとウィナーズカップと合体、通称「EHFカップ」に変わった。

ヨーロピアンゲームズ

総合競技大会が行なわれなかったヨーロッパで2015年から4年ごとに開催が計画されている大会。12年12月、ヨーロッパ・オリンピック委員会が発表したもので第1回はバクー(アゼルバイジャン)を開催地に18競技が予定され、ハンドボールは実施競技からはずれた。

ヨーロッパ・ゴールデンクラブカップ

男子ヨーロッパチャンピオンズリーグとウィナーズカップの勝者によるタイトル戦。79年から83年まで5回行なわれたがそのあと休会。92年復活したが1年で中断。96年に再開したが05年のあと行なわれていない。通算16回。ヨーロッパスーパーカップと呼ばれた年もある。

ヨーロッパ・ジュニア選手権

各国ジュニア代表(男子は20才以下、女子は19才以下)による国別選手権。男女とも96年から2年おきに開催。原則として世界ジュニア選手権の予選は別大会。

ヨーロッパ・マスターズ

男子35才以上、同45才以上、女子33才以上、同43才以上の選手によるクラブチームのタイトル戦。4カテゴリーとも03年から始められた。毎年開催。

ヨーロッパ・オリンピックユースフェスティバル

91年から2年おきにジュニア世代を対象にヨーロッパで行なわれる唯一の国際総合競技大会。ハンドボールなど11競技が正式競技とされ8〜10ヵ国の参加に制限されて開かれる。英文の略称、略記はEOYF。

ヨーロッパ・プロリーグ協会

09年3月、サン・ジョアン・デスビ(スペイン)で結成されたヨーロッパ各国のプロリーグを集めた組織。発足時の参加リーグはドイツ、デンマーク、スペイン、フランスの4ヵ国。国際大会の日程調整、選手の補償などの課題を協調して解決するのが主な目的。英文略称はEPHLA。初代会長はレイネル・ヴィット氏(ドイツリーグ)。

ヨーロッパ選手権 EURO

男女国別代表によるビッグトーナメント。世界選手権に比肩する質を誇る。94年から2年おきに予選を通過した16ヵ国(当初は12ヵ国)で争われる。格と規模は小さいが「ヨーロッパネーションカップ(男女)」と呼ばれる新たな国別代表の大会が不定期ながら行なわれた時期がある。

ヨーロッパ・ユース選手権

各大陸に先がけて92年に始められた大会。2年おき開催。男子は18才以下、女子は17才以下。世界ユース選手権の予選は別に行なわれることが多い。

ヨーロッパ・ユニバーシティ

大学対抗のハンドボールは日本、韓国など限られた国と思われるが、ヨーロッパでも06年から「ヨーロピアン・ユニバーシティチャンピオンシップ」(EUC)が行なわれ、13年の第7回大会はポーランドに男子8、女子10大学を集めた。日本のように大学にハンドボールチームが“常設”されているケースは少なく、在学生で大会のために編成されていて参加する。選手の多くは日ごろクラブで活動している。

ヨーロッパ・ウィナーズカップ

各国カップ戦の勝者によるタイトル戦。男子は75年から行なわれていたが、2012-13シーズンからフェデレーションカップと合体。76年から行なわれている女子はそのまま続いている。

イベント event

ハンドボール界が企画する競技会。試合以外の行事、催しを指すことも多い。ついでながら小社の通称でも…。

エクスクラッション exclusions

追放に同じ。

エキシビションゲーム exihibition game

タイトルをかけずハンドボールを普及するために行なう模範試合、有力チームが慈善事業、記念事業などに協賛して行なう試合、過去の有名選手による試合などを指す。友好カラーが濃く試合時間は規則にしばられない。

エグゼクティブミーティング exective meeting

国際ハンドボール連盟の会長、第1副会長、事務総長(専務理事)、財務、理事会代表の5人による会議。11年から理事会(カウンシル)を縮小し、この会議が運営の主体となっている。

エキストラタイム extratime

規定の試合時間内で同点のため決着がつかず延長して行なう時間。延長は前・後半各5分、それでも同点の場合は第2延長を同じ形式で行なう。国内ではかつて引き分けや抽せんを嫌い、規則に定められぬ第3延長にもつれこむこともあった。延長戦に同じ。

アイコンタクト eye-contact

味方選手同士が目くばせで次のプレーを展開すること。あるいは、味方の選手の目の動きから次のプレーを読み、自らも動くこと。2人のレフェリーがポジションの入れ替わりなどでも交わす。