カタール

1971年9月、イギリスの保護から独立しスポーツの国際活動もさかんとなり、天然ガス、石油など豊かな資源で財をなした富豪、首長制を支える王侯・貴族の社交の場として40年代に誕生していた「クラブ」が次々とスポーツに力を入れるようになった。ハンドボールはオリンピック復活(72年)に刺激され、各クラブがチームを持ち1978年に国際ハンドボール連盟に加盟。83年アジア選手権に初参加。91年広島でのアジア選手権で4位に進出したあたりから実力アップがめだってきた。
94年アジア・ジュニア選手権で初優勝、99年第12回世界ジュニアを、2005年第1回世界ユースを開催、さらに2015年の第24回世界選手権招致に成功した。02年IHFによる世界クラブ選手権「スーパーグローブ」を主催、ヨーロッパの有力選手を短期移籍させた「アル・サード・ドーハ」が優勝、物議をかもした。
10年から再び「スーパーグローブ」を開催し強引な“補強策”をつづけ、そのムードが15年の世界選手権の代表チーム強化にも流れこんでいる。14年の第16回アジア選手権初優勝は帰化したヨーロッパ系選手の力によるとされたが、2010、12年にアジアジュニアと同ユースの“2冠”を飾るなど若手の国内強化の成果も評価していい。

QF

クォーターファイナル(=後掲)の略称、略記。

クォリファイ qualify

予選などを突破した本選(本大会)への参加資格を得た(る)こと。失格はディス(dis)クォリファイ。

クォリフィケーション・マッチ(ゲーム)

本選(本大会)へ出場するための予選試合、同大会。

クォーターファイナル quarter final

勝ち抜き戦での準々決勝。ベストエイトによる試合。日本では「8強」などと呼ぶ。4分の1ファイナルに同じ。

クォーター制

非公式の試合で、競技時間を4つに分けて行なう方式。強化や少年層の試合に多く、1クォーター10分、15分、20分など。

クイックプレー

素早い動作をともなった攻撃。失点や反則直後、相手の態勢が整わぬ間の再開攻撃に用いられる。