rss

アマチュア、アマチュアリズム


あまちゅあ あまちゅありずむ

アマチュア(amateur)は、現代では経験の浅い人、趣味としてハンドボールを楽しんでいる人などの意味で使われる。素人(しろうと)という解釈もある。
1970年代までは、スポーツ(ハンドボール)を愛好する人の理念として重きをなした。国際、国内組織ともに厳正なアマチュアリズムをうたいあげ、スポーツで得た名声をいかなることにも利用しないとする姿勢を求めた。違反者は資格をはく奪されるケースもあった。古くは、余暇のたしなみとしてスポーツを愛好する“富裕層の文化”とされた。
その思考は、トップゾーンの競技者のフルタイム化、大会運営などへのコマーシャリズム導入、テレビ放送の活況などでしだいに崩れ、旧態のアマチュア規定は国際ハンドボール連盟日本ハンドボール協会ともに消滅。現在は「競技者資格規程」が設けられている。対比はプロフェッショナリズム。国際オリンピック委員会(IOC)がその憲章から「アマチュア」の字句を削除したのは1974年。