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アジア・ハンドボール界


あじあはんどぼーるかい

38年に本格的な活動を始めた日本のあと、各国での芽はなかなか生まれなかったが、60年韓国、70年クウェート、80年中国などが次々と国際ハンドボール連盟に加盟。92年旧ソ連のアジア圏5ヵ国が転入したことで激戦模様が濃くなり、タイにおけるアジア大会実施で、東南アジアへの普及も着実だ。その一方、国際舞台進出をかけた大会で中東勢のレフェリングが公正を欠くなど、中東-極東の“対立”が問題となり、北京オリンピック男子予選は1度成立しながら全試合無効となる大混乱が生じもした。女子は極東勢が主体だが、韓国がオリンピック2回、世界女子選手権1回の優勝を飾っているのは特筆される。イスラム教諸国における女子の活動も盛んとなり、北京オリンピックアジア予選(カザフスタン)にカタールが初めて登場した。新たな動きとしてビーチ競技に力を注いだあとインドアを手がける国が増えた。オマーンがその好例。