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ドイツ


どいつ

自他ともにハンドボールを「国技」と自負し伝統を誇る“王国”。1915年、この国で女性のため考案された球技・トーアバル(Torball)を原型とし、19年、類似の球技などをまとめてハンドボールが生まれたとされる。デンマークの「室内」(=前掲)に対して、ドイツはフィールド(屋外)スポーツ。20年ドイツ体操連盟が「ハンドボール規則」を制定、各地で試合が行なわれ、21年全ドイツ選手権(男女)が始められた。代表チームによる初の公式国際試合は25年9月13日の対オーストリア戦で、同時に世界初の公式国際試合ともなった。36年ベルリンオリンピックの実施で「ドイツのハンドボール」は揺るぎないものとなる。第2次大戦後は、国土が東西に分割され、国際舞台での活動はドイツ民主共和国(東ドイツ、ハンドボール組織の略称DHV)がドイツ連邦共和国(西ドイツ、DHB)となる。72年ミュンヘンオリンピックにハンドボール(男子室内)を36年ぶりに復活させたのは王国のパワーといえた。07年1月第20回世界選手権のホストを務め、のべ75万人(1試合平均8154人)の観衆を集める空前の盛況を生み、その熱狂の中で代表チームが優勝という快挙を遂げた。
1990年劇的な東西統一でハンドボール界もDHBとしてすぐに合体、クラブ数4539、愛好者80万3373人(13年資料)と世界最高の質量を誇る。
国内最上位リーグは東・西が92年から合流、伝統的なブンデスリーガの名で活況を続けている。56年、前年の第4回世界11人制選手権で優勝した西ドイツ男子が来日、日本ハンドボール界にこの上ない刺激を与えた。東ドイツも79年女子代表、81年男子代表が来日した。