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ヘルシンキオリンピック


へるしんきおりんぴっく

1952年7月、フィンランドの首都ヘルシンキで開かれた夏季オリンピックにハンドボール関係者は採用の期待をかけていたが、7月31日、スウェーデン-デンマーク(男子11人制)のデモンストレーションゲームが行なわれただけで終わった。国際ハンドボール連盟が新生されて6年しか経っておらず、加盟国もヨーロッパ圏の15ヵ国、国際オリンピック委員会は1950年の総会で不採用を決めた。ハンドボール界は1940年に予定され、返上となった東京とその代替地にあげられていたヘルシンキでいずれもハンドボール(男子11人制)の実施が確定していたことで、希望を抱いていたものだ。
 このあと56年メルボルン(オーストラリア)、60年ローマ(イタリア)、64年東京、68年メキシコシティでも見送られることになる。
 デモンストレーションは豪雨の中、13175人の観衆が見守り、19-11でスウェーデンが勝った。
 なお、この大会は第2次大戦後、日本選手団が初めて参加した。