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実業団


じつぎょうだん

国内スポーツ界独特のカテゴリー。語源は詳らかではない。原則として同一事業所内の愛好者によって編成するチームを指したが、次第に企業を本拠とするチームへ“拡大”され、現在、選手の資格は大幅に緩和されている。第2次大戦前にも活動していた企業チームがあるが、本格的な流れは、7人制統一後に速まり、65年2月、全日本実業団ハンドボール連盟が設立され、国内トップゾーンと国際進出の重要な基盤になった。
90年代後半から経済不況のあおりで、企業のスポーツ活動縮小がつづき、チーム数の激減は日本ハンドボール界を揺るがし、全日本実業団ハンドボール連盟は2011年3月、その役割を終えた。「実業団」を名乗るチームは現存する。