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関西学生リーグ


かんさいがくせいりーぐ

第2次大戦終戦から3ヵ月後の45年11月天王寺中学(旧制)グランドに7校が参加して開かれた「西日本学生大会」(優勝・大阪市立医科専)を前身とする。関西ハンドボール協会の主催でこの時期に7校もの学生チームが集まったのは、戦前~戦中に活動が行なわれていたと思わせるが、リーグの足跡は見つからない。関西地区の旧制中学卒業生が大学へ進んで、活躍の場を拓いたものだ。中でも豊中、天王寺、北野の3中学(いずれも大阪)の卒業生による情熱と行動はめだったものがあった。46年4月、関西協会大阪支部(のちの大阪協会)によってさらに組織化された「西日本学生リーグ」が行なわれ、関西学院大学が最初の優勝校となった。秋の優勝校・大阪歯科医専は、その直後に行なわれた第1回国民体育大会学生東西対抗の部(兵庫県西宮)で東の代表・早稲田大学を下した。
1948年、待望の関西学生ハンドボール連盟が13校によって設立される。
その後の発展は順調で6シーズン目に2部制を布いた。11人制時代は関西学院大学が抜群の強さで、60年代に入って同志社大学が強みを発揮、70年代以降は大阪体育大学が全盛期を築いた。2013年春季で関西大学が1969年春季以来44年(88シーズン)ぶりに優勝、話題となった。女子は68年の対抗戦、69年夏の結成大会を経て69年秋からリーグ戦へと発展した。2014年春から1部はステージ制を採用している。
◆1948年から2014年秋までの優勝校と回数
【男子】大阪体育大72回、関西学院大25回、同志社大18回、大阪経済大8回、関西大6回、京都産業大2回、桃山学院大2回、大阪歯科大(大阪歯科医専)2回、京都大1回。【女子】武庫川女子大44回、大阪体育大28回、大阪教育大12回、甲子園大(甲子園女子短期大)8回となっている。
【2014年秋季の加盟校】男子1部8校、2部7校、3部7校、4部7校、5部7校、6部11校。女子1部11校、2部7校、3部7校。
(注)男子優勝校には「西日本学生リーグ」(1945年秋~1947年秋=5回)は含まれていない。同リーグの優勝は大阪医科歯科2回、大阪市立医科専2回、関学大1回。