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ラフバル Raffball(ドイツ語)


らふばる

近代ハンドボールのルーツの1つといわれるドイツのスポーツ。1890年代、スポーツクラブや学校で盛んに行なわれていたラグビーフットボールに似た球技。1チーム14人。raffは「ひったくる」という意味で「スナッチボール(snatch ball)」と英訳されている。1910年代に入ってベルリンの女性団体が女子用にアレンジ、「トーアバル(torball)」を生み、さらに19年、ドイツの体育教官カール・シュレンツがトーアバルを改良してハンドボールとした。いずれも屋外スポーツ。
トーアバルが女子向けの球技であったことから、ハンドボールは「女子の球技として発達した」といわれるが、正確ではない。むしろラフバルの勇壮さ、豪放さを持ち合わせているといってよい。この精神は室内(7人制)にも受け継がれている。