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トアバル(ドイツ語)


とあばる(どいつご)

ヘルマン・バッヒマン(ドイツ)が考案したとされる女子専用の屋外ボールゲーム。1910年代なかばまで盛んに行なわれ、近代ハンドボールの形成に大きな影響を与えた、とされる。「門球」と訳される。
40m×20mの競技場、高さ2m、幅2.5mのゴール(=tor)。4mのゴールエリアにボールを持って入ること、3秒以上ボールを持ちつづけること、相手からボールを奪うことなどは禁じられ、前方へのパスだけで競技した。このスポーツをカール・シュレンツ(ドイツ)が1919年、ボールを奪うことなど男子を含めた青少年用に創りなおし、ハンバル(=ハンドボール)を生んだ。近代ハンドボールが女子のスポーツとして考案されたというのはトアバルとの混同によるもので、正確とはいえない。