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全日本選手権


ぜんにほんせんしゅけん

国内の年度ナンバーワンを決定する大会。37年11月日本ハンドボール協会発足に先がけて東京で男子4チームによって行なわれた。大会は第9回明治神宮体育大会陸上競技の一部として扱われた。38年7月の第2回は“独立”した開催で、40年10月に第3回が第11回明治神宮体育大会の正式競技を兼ねて行なわれ、初めて女子が加わった。42年に第4回(女子第2回)が開かれたあとは、戦火が激しくなり、休会となった。
46年11月兵庫県西宮での第1回国民体育大会は各競技とも「全日本選手権」を兼ねることが申し合わされたものの男子は東西対抗(全関東-全関西)、女子は4チームのトーナメントで、この大会を第5回全日本選手権とする資料はなくサブタイトル的に扱われた。
日本ハンドボール協会による正式な復活は50年1月愛知県一宮市となるが、大会回数は、戦前などを含まず、この時を第1回としている。53年8月の第5回から大会名称は「全日本総合選手権」(=後掲)と変わるが、回数は引き継がれる。「総合」の誕生によって、「全日本選手権」の名は、球界から消えた。