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紡織・金が個人賞5冠に輝く 第43回JHL男子レギュラーシーズン表彰


第43回日本ハンドボールリーグ(JHL)のレギュラーシーズンが10日に終了し、男子の各種表彰が発表され、最優秀選手賞にトヨタ紡織九州の金東喆が選ばれました。金は24試合で211得点を叩き出し、得点王、フィールド得点賞(159得点)、7mT得点賞(52得点)、ベストセブン賞と個人賞5冠に輝きました。

ベストセブン賞と新人賞に選ばれた選手たち。上段左から紡織・金東喆、合成・橋本、大崎・元木、車体・杉岡。下段左から車体・甲斐、車体・吉野、合成・趙顯章、紡織・田中(大介)。

ベストセブン賞と新人賞に選ばれた選手たち。上段左から紡織・金東喆、合成・橋本、大崎・元木、車体・杉岡。下段左から車体・甲斐、車体・吉野、合成・趙顯章、紡織・田中(大介)。

 

金はJHL3シーズン目の韓国代表アタッカー。チームはプレーオフ進出を逃したものの、金はシーズン序盤から快調に得点を重ねていき、211得点で昨シーズンに続いて得点王に輝きました。さらにフィールド得点賞、7mT得点賞、ベストセブン賞と5つの個人賞を受賞。1シーズンにおける得点数、フィールド得点数、7mT数の3つの記録を更新するなど、記録に残るシーズンだったと言えるでしょう。

このほか、ベストセブン賞には金をはじめ、大崎電気・元木、豊田合成・橋本、趙顯章、トヨタ車体・甲斐、杉岡、吉野の7人が選出されました。

今シーズンは本職の右サイドよりも右バックでの出場がメインだった大崎の元木は、ポジションを移してもキレのあるフェイントで相手DFを切り裂くなど質の高いプレーを見せました。元木はシュート率賞も受賞しています。

レギュラーシーズンを過去最高の2位で終えた合成からはポストの橋本と左腕エース趙がベストセブンに。OFでの活躍はもちろんのこと、シーズンをとおしてDFの中央を守るなど、ともに攻守両面でチームに貢献しました。

3位の車体からは日本代表の3選手がベストセブンに輝きました。4度目の受賞となったGK甲斐はシュート阻止率賞との2冠、左バックの吉野、左サイドの杉岡はともに初受賞。昨シーズン新人賞の吉野はチームトップとなる137得点(全体4位)、杉岡は吉野に続く86得点(全体18位)と、攻撃の中心として活躍しました。

注目の新人賞には、紡織・田中(大介)が選ばれました。身長175cmの田中(大介)はその攻撃センスを買われ、センターのレギュラーに抜擢。視野の広さを活かしたアシスト、相手DFのタイミングを外したステップシュートで103得点を記録しました。7mT阻止賞は大崎・村上、ベストディフェンダーには合成のウーゴ・ロペスがそれぞれ初受賞。

チーム表彰のフェアプレー賞は大崎が受賞しました。

各賞の受賞選手、チームは以下のとおり。

 

【男子個人表彰】
・最優秀選手賞
東喆(トヨタ紡織九州) 初

・ベストセブン賞
橋本明雄(豊田合成) 初
元木博紀(大崎電気) 初
杉岡尚樹(トヨタ車体) 初
甲斐昭人(トヨタ車体) 4回目
金東喆(トヨタ紡織九州) 2回目
吉野樹(トヨタ車体) 初
趙顯章(豊田合成) 3回目

・ベストディフェンダー賞
ウーゴ・ロペス(豊田合成) 初

・新人賞
田中大介(トヨタ紡織九州)

・得点王
☆金東喆(トヨタ紡織九州) 211点 2回目

・フィールド得点賞
☆金東喆(トヨタ紡織九州) 159点 2回目

・シュート率賞
元木博紀(大崎電気) 0.662 初

・7mT得点賞
☆金東喆(トヨタ紡織九州) 52点 初

・7mT阻止率賞
村上凌太(大崎電気) 0.333(8/24) 初

・シュート阻止率賞
甲斐昭人(トヨタ車体) 0.372(208/559) 6回目

【チーム表彰】
・フェアプレー賞
大崎電気 104点/24試合(4.333点/試合)

※☆=リーグ新記録