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スウェーデンに完敗で2勝1敗


◆スウェーデン 34(20-13、14-13)26 日本
日本個人得点
5点:田邉、4点:佐々木、3点:多田・秋山、2点:角南唯・藤田・大山・永田、1点:勝連・河田・石立

メインラウンド進出のために最低限必要だった2勝を手にした日本代表・おりひめジャパンは、前回大会4位と好成績を残しているスウェーデンと対戦しました。前日のコンゴ民主共和国戦と同様に、この日も立ち上がりが好調で、角南(唯)のカットインで獲得した7mTを大山が決めて先制。さらに、左サイド田邉が連打で続き、3連続得点に成功します。その後もテンポよくゴールを決めていき、前半11分6-3とスウェーデン相手に優位に立ちました。

前半の立ち上がりは、左バック佐々木(写真)、右サイド秋山らさまざまなポジションから得点を奪うことに成功した

前半の立ち上がりは、左バック佐々木(写真)、右サイド秋山らさまざまなポジションから得点を奪うことに成功した

 

しかし、素早いパス回しからほんの少しのズレを見逃さず得点へとつなげていくスウェーデンのスピードについていけず、11分から14分までの約3分間で5連打して8-6。あっという間に形勢逆転を許してしまいます。日本は選手を入れ替えながら打開策を探すも、流れを大きく変えるに至らないまま、13-20で前半を終えました。

それでも、後半の立ち上がりには相手の退場を2人続けて誘い、数的有利な状況になったところで6分17-21まで追い上げましたが、OFミスから速攻に走られてしまったり、DFの裏をつかれてポストに得点を奪われたりと、失点を抑えることができず、最後まで点差を縮められませんでした。

スピーディーなスウェーデンOFのプレーに翻弄されていたものの、DFでは1人ひとりが身体を張ってゴールを守っていた(写真は石立)

スピーディーなスウェーデンOFのプレーに翻弄されていたものの、DFでは1人ひとりが身体を張ってゴールを守っていた(写真は石立)

 

最終スコアは26-34と、ヨーロッパの強豪の実力を見せつけられた形に。7人攻撃でのミスがエンプティーゴールにつながってしまったシーンもあっただけに、攻守にわたって素早いプレーを見せる相手に対し、いかに正確なプレーができるかが問われます。次戦は12月5日のロシア戦。リオデジャネイロ・オリンピックのチャンピオンとの対戦では、スウェーデン戦の反省を活かし、どこまで1つひとつのプレーの精度を上げていけるかが重要になってきそうです。