rss
  • Home  »   » 
    • 【Aグループ】最後の1枠はセルビアとスロベニアの争い | ハンドボール界唯一の月刊専門情報誌『スポーツイベント・ハンドボール』
News

【Aグループ】最後の1枠はセルビアとスロベニアの争い


◆スロベニア 39(17-15、22-11)26 キューバ
大会初勝利を狙うキューバが、前半はセンターのリソ・ゴメスの鋭いカットインやポストのカメホ・ロドリゲスらで多彩にスロベニアDFを切り崩す。一方のスロベニアは左腕グロス、エース・ニコリッチの両バックで得点を重ねるが、DFで守り切れず、リードしながらも17-15と接戦に持ち込まれた。しかし、後半に入るとDFを修正したスロベニアが一気に突き放し、17分には30-20と10点差をつけた。スロベニアはこれで2勝目をマークし、予選リーグ突破へ望みをつなげた。追い上げはならなかったキューバだが、前半のような戦いができれば、予選ラウンド最終戦で白星獲得のチャンスはありそうだ。

◆オランダ 36(20-12、16-11)23 セルビア
ポルマン、ファン・デル・ヘイデン、アビングのバック陣で素早くパスをつないで相手DFを翻弄し、大型ポストにパスを通させない堅いDFで序盤から優位に立ったオランダが快勝を収めた。さらに途中からアビングに代わって左バックに入ったドゥルファーが6得点を奪ってPlayer of the matchに選ばれるなど、選手層の厚さも見せつけた。オランダは3勝でメインラウンド進出を決めた。終始相手にリズムを奪われ敗れたセルビアは、2勝2敗でスロベニアと並び、最終戦の直接対決が最後の1枠をかけた戦いに。

アビングと交代で左バックに入り、中央のDFでもよく守ったオランダ・ドゥルファー。どの選手が入ってもきっちりと役割を果たす選手層の厚さが勝利の要因になった

アビングと交代で左バックに入り、中央のDFでもよく守ったオランダ・ドゥルファー。どの選手が入ってもきっちりと役割を果たす選手層の厚さが勝利の要因になった

◆ノルウェー 30(13-12、17-12)24 アンゴラ
前半はアンゴラの右バック・カルロスやポスト・カッソマらがシュートを突き刺し、DFではGKソウザが相手の強打にもよく反応し、ノルウェーに食らいついた。点差を広げるチャンスがありながらもシュートを決め切れなかったノルウェーだったが、後半はしっかり修正し12分21-16とリードを広げた。その後、相手の7人攻撃に対応できず4連続失点を喫したものの、スコグラン、オフテダルらで勝負所を制したノルウェーが4連勝を飾り、メインラウンド行きを決めた。