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【Aグループ】オランダが見事な逆転劇見せる


◆セルビア 29(12-11、17-16)27 スロベニア

メインラウンド行きの最後の1枠をかけた戦いとなったセルビア-スロベニア戦。試合が始まると左サイド・バリッチ、グロス、スタンコの両バックの得点で8分5-0とスロベニアが先行した。出足は固さが見られたセルビアだが、9分のセンター・リシュセヴィッチの得点を機にリズムに乗り始め、20分に10-10と追いつく。終盤にかけてはポストのポプ・ラジッチの連打で12-11と逆転に成功して前半を折り返した。後半はお互いに均衡を破ることができず、残り2分を切っても27-27と同点のまま。しかしここからリシュセヴィッチがミドルを2本決め、スロベニアの攻撃をしのぎ切って試合終了。セルビアが接戦の末、スロベニアに勝利して1次リーグ突破を決めた。

 

終盤の2連打で予選ラウンド突破の立役者となったセルビアのセンター・リシュセヴィッチ

終盤の2連打で予選ラウンド突破の立役者となったセルビアのセンター・リシュセヴィッチ

 

◆アンゴラ 40(20-16、20-14)30 キューバ

大会初勝利をめざすキューバは、前半16分9-8とアンゴラからリードを奪う。相手GKの好セーブに苦しんでいたアンゴラだったが、その後はシルヴァ、マシャドら両サイドの得点などで4連取し、以降はその優位を最後まで保った。途中、キューバに迫られかけた場面でも、GKソウザがファインセーブで流れを渡さなかった。1次リーグでの勝利はならなかったものの、キューバは左バックのルッソン・ミランダの強打や司令塔リソ・ゴメスの鋭いカットインなどで最後まで粘りを見せた。

 

◆オランダ 30(14-18、16-10)28 ノルウェー

この試合の勝者が1次リーグの1位となる重要な一戦。序盤からハイペースで得点を重ねていく両チームだったが、センター・オフテダルを中心に素早いパス回しで相手DFを崩したノルウェーが抜け出し、12分9-4と先行する。対するオランダはアビング、クラマーの両バックなどで追いかけるが、失点を抑えきれず14-18で折り返す。しかし、後半に入るとオランダDFが引き締まり、中央からのミドルやカットインに対しては厚く守って、2枚目DFのアウトやサイドはGKヴェスターが高確率でシャットアウトした。12分に23-23と追いつくと18分からの3連取で逆転に成功。さらに24分からの2連打でノルウェーを振り切り、オランダがAグループ1位通過となった。