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JHLプレーオフは中止に。優勝は男子・大崎電気、女子・北國銀行


第44回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、すでにレギュラーシーズン最終週(第23週)の全13試合が中止となっていましたが、今日、3月4日に日本ハンドボールリーグ機構が記者会見を開き、3月13~15日に開催予定だったプレーオフ中止を発表しました。

プレーオフ中止について説明する吉田会長(中)

プレーオフ中止について説明する吉田会長(中)

吉田實会長は「無観客試合も検討したが、無観客試合でもチームの選手、関係者、会場設置のためのスタッフなどがいる。彼らの公共交通機関なども使った移動に対しても安全を担保できるかというと、それは難しかった」と話しました。

また、大会延期については、東京オリンピックに向けた日本代表の強化プランとの兼ね合いもあり、これ以上後ろにずらすことはできなかったようです。

これを受けて、順位はすでに当サイトでも発表していたように、レギュラーシーズン第22週終了時点での順位が最終順位となり、優勝は男子が大崎電気、女子が北國銀行という結果に。

両チームとも、この優勝により、国内タイトル4冠制覇となりました。大崎電気は初、北國銀行は2015-16シーズン以来2回目です。

そして、プレーオフ・ファイナルがある15日に、同時に行なわれる予定だったJHLジュニアリーグ優勝決定戦も同様に男女とも中止で、女子は三重バイオレットアイリスジュニアと琉球コラソンジュニア、男子は北陸電力ジュニアブルーロケッツと琉球コラソンジュニアという優勝決定戦進出の両チームが同時優勝となりました。

当日試合をするはずだった選手・スタッフ、そしてハンドボールファン全員にとって非常に残念な事態となりましたが、吉田会長、家永昌樹GMもこの規模のイベントで安全を確保することの難しさを語り、表情からも苦渋の決断であったことがうかがわれました。