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前回王者に完敗 世界男子選手権メインラウンド第2戦・デンマーク戦レビュー


日本男子代表・彗星ジャパンはメインラウンド第2戦でデンマークと対戦しました。

日本のダグル・シグルドソン監督は、キャプテン土井レミイ杏利、右サイド元木博紀、GK岩下祐太をメンバー外として休養させ、GK坂井幹、今大会初ベンチ入りの杉岡尚樹、出村直嗣をメンバー入りさせます。

試合は序盤からハイペースの点の取り合いで、5分まで先行したあと、6分に4-5と逆転されて以降も日本はついていきます。

左サイドで先発した髙野颯太。この試合ではこれまで以上に多くの選手が出場時間を得た

左サイドで先発した髙野颯太。この試合ではこれまで以上に多くの選手が出場時間を得た(写真提供:Yukihito Taguchi / JHA)

しかし、決定的なシュートをGKニクラス・ランディンに阻まれたり、懸命につないで得点に結びつけたあとのクイックスタートですぐに取り返されたりと、点差こそあまり広がらないものの、試合の主導権はデンマークが握ったまま。

17-19と2点差で後半へと向かいますが、後半はフィジカルの優位を活かしつつ、シンプルな1対1や2対2でDFの間を割ってくるデンマークに日本DFは苦戦。

OF面でも、後半に入っても運動量が落ちないデンマークDFに対して、縦に強く攻められない場面が増えてきます。

後半10分から10分間無得点に抑えられるなど、終始デンマークペースで試合は進み、27(17-19、10-15)34で敗戦。

後半から登場したGK坂井は、勝利にはつながらなかったものの、たびたび好セーブを披露

後半から登場したGK坂井は、勝利にはつながらなかったものの、たびたび好セーブを披露(写真提供:Yukihito Taguchi / JHA)

この勝利でデンマークはベスト8進出を決めました。

トータルシュート数では日本57本、デンマーク56本と、世界トップレベルのチームを相手にシュートまで持ち込むことができた点では評価できますが、その決定率や、6本だけに終わった速攻に持ち込めるような守り方などは引き続いての課題。

最終戦となるバーレーン戦(前回大会で対戦して22-23で敗戦)を勝ち切ることで、2年間の成長を示したいところです。

〈日本得点者〉東江:7点、吉野・水町:3点、杉岡・笠原・成田・徳田新・出村:2点、渡部・玉川・徳田廉・吉田:1点

〈メインラウンド最終試合のスケジュール〉日時は日本時間
1月25日(月)23:30~ 対バーレーン