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JHLプレーオフ・1stステージはソニー、大崎が制す


2020-21シーズンを締めくくるJHLプレーオフのファーストステージが3月12日に東京・渋谷の国立代々木競技場第一体育館で行なわれました。

第1試合は女子・レギュラーシーズン3位のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと三重バイオレットアイリスが対戦。

前半5分4-0と好スタートを切ったソニーを三重が少しずつ追い上げ、後半中盤までロースコアながら接戦に。しかし、後半14分に三重・中田が退場となったところから徐々に均衡が崩れ、さらに22分20-18とソニー2点リードの場面で三重が得た7mTをソニーGKが見事にシャットアウト。

続くソニーのOFで石立が退場となった三重は、ここで一気に崩れ、残り7分で7失点。27-21でソニーが次ラウンドへと駒を進めました。

三重のシュートをことごとく跳ね返したソニーGK飛田は、セーブ率4割超え

三重のシュートをことごとく跳ね返したソニーGK飛田は、セーブ率4割超え

 

第2試合は男子・3位の大崎電気と4位の大同特殊鋼が激突。

前半は緊張もあってかボールが手につかない大崎がミスを連発。セットOFの精度が高く、GK久保も大活躍した大同が6点リードの15-9で折り返します。

しかし、後半は立て直した大崎が、前半はなかなか出せなかった持ち前のDFからの速攻を軸にリズムよく加点していきます。大同は出だしで面食らったか、焦りから前半の落ち着きが影を潜め、失点が止まりません。

大崎は後半10分から14分までの4連取でついに20-19と逆転に成功。このまま大崎が抜けるかと思われましたが、大同がDFで踏ん張り、逆に4連続得点して23-20とします。その後、さらに大崎が練習して再逆転するなどもつれにもつれて、残り1分を切ったところで27-26と大同が1点リード。

レギュレーションで、同点の場合はレギュラーシーズン上位の大崎が勝ち上がることになっているため、大同は引き分けられない状態での大崎OF。「密集して守ろうと意識していた」(大同・地引監督)大同でしたが、大崎のセンター小山とポスト森の、針の穴を通すような見事な2対2で大崎が追いつきます。

攻守に奮闘し、後半終盤の大事なところで見事なポストプレーを披露した大崎・森

攻守に奮闘し、後半終盤の大事なところで見事なポストプレーを披露した大崎・森

 

決めれば勝利の最後の大同OF。タイムアウトを取り、攻め方を統一した大同セブンでしたが、それがうまくいかず、27-27のまま試合終了となり、大崎が次ラウンドへと進みました。

2ndステージは本日3月13日。女子・イズミメイプルレッズ(レギュラーシーズン2位)-ソニーが14時10分から、男子・トヨタ車体(2位)-大崎が16時10分から開始されます。