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【東京オリンピック】女子決勝プレビュー こちらも前回大会決勝の再現。女王に輝くのはどちらのチームか


7月23日に開幕を迎えた東京オリンピックは、いよいよ今日8月8日に閉会式を迎えます。

24日にスタートしたハンドボール競技も最終日を迎え、女子の3位決定戦と決勝が行なわれます。

その決勝に勝ち進んだのはフランスとROC(ロシア・オリンピック委員会)の2チーム。7日に行なわれた男子決勝と同様に、前回のリオデジャネイロ大会(2016年)と同じ組み合わせに。

 

 

男子ととも決勝進出を決めたフランスは、1次リーグの最終戦で首位通過を決めていたスウェーデンとの対戦を引き分けに持ち込み、3位で1次リーグ突破を果たしました。

そして決勝トーナメント1回戦では、2019年熊本世界女子選手権女王のオランダを圧倒し、準決勝では1次リーグで勝点を分け合ったスウェーデンを下して、決勝に駒を進めました。

とくに決勝トーナメントに進んでからはDFがよく機能。高い攻撃力を誇るオランダとの対戦では、フィジカルを活かしたアタックで相手の攻撃を封じると、素早く速攻につなげて一気に主導権を握りました。スウェーデン戦では、相手のエースにマン・ツー・マンのような変則的なDFシステムを敷いてプレッシャーを与える戦いを見せました。

さらに最後尾からチームを支えるGKレノがどんどん調子を上げているうえに、準決勝では第2GKのダルーも好プレーを披露したことも、決勝に向けた好材料となりそうです。

対するROCは初戦でブラジルに引き分け、第2戦でスウェーデンに大敗と大会の入りこそ苦しい戦いとなりましたが、以降は接戦を勝ち切ってグループ2位で決勝トーナメントに進みました。

モンテネグロを決勝トーナメント1回戦で下して迎えた準決勝のノルウェー戦では、GKセドイキナが好セーブを連発し、勝負所では左腕・ヴャヒレワが連取してチームを勝利に導きました。

そんな両チームは1次リーグ第4戦でも対戦しています。終始拮抗した展開となりましたが、終盤のピンチをGKセドイキナらDFの踏ん張りでしのいだROCが28-27で競り勝っています。

両チームともにGKが高いセーブ率を誇り、DFが非常に安定しているだけに、今日の決勝ではOFで得点チャンスを作った時に、どれだけ正確にシュートを決め切ることができるかが勝敗の分かれ目になりそうです。

さらに、今大会2度目の対戦だからこそ、1次リーグでの反省点を修正して試合に臨めるかも重要なポイントとなります。

フランス-ROCの女子決勝は15:00から、準決勝で敗れたスウェーデン-ノルウェーの3位決定戦は11:00からスローオフです。