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【おりひめジャパン】ブラジルに逆転負け喫するもメインラウンド進出が決定


◆ブラジル 29(12−15、17−10)25 日本

【日本得点者】
大山、相澤、服部4点/永田、中山、佐原、吉留3点/グレイ1点

 

ともに初戦を勝利して迎えた1次リーグ第2戦。

日本は前戦のパラグアイ戦から変わらず左サイド吉留、左バック北原、センター相澤、右バック中山、右サイド服部、ポスト永田、GK亀谷という布陣でスローオフを迎えました。

前半は相手のイージーミスにも助けられ、日本が15−12とリードして折り返します。相手DFをほんろうするように右からも左から得点した日本。センター相澤の絶妙なパスでポストからもゴールを奪うなど、理想的な攻撃が続きました。

DFでは相手の1対1をしっかりと止めて、得点確率の高いライン際からの失点が少なかったことも先行できた要因に。退場者を前半だけで3度出しましたが、全員で粘り主導権を渡しませんでした。

東京オリンピック代表の大山がカットインを狙う©JHA/Yukihito TAGUCHI

東京オリンピック代表の大山がカットインを狙う©JHA/Yukihito TAGUCHI

 

いい形で前半を終えましたが、後半はスタートからブラジルにペースをつかまれます。サイドシュートを立て続けに決められてわずか3分で16−16と追いつかれます。さらに1分後、相手のポストプレーを止められず7mTを献上。これを決められて逆転を許します。

その後、日本は退場者を出す間に3点を奪われ、7分17-20とされたところでタイムアウトを請求。しかし、このタイムアウトでも悪い流れを断ち切れず、攻撃ミスからブラジルの新エース、デ・パウラにカットインを決められ17−21と点差を広げられます。

OFでは前半にいい動きをしていた永田、佐原のポスト陣に対して、ラインを下げて対応してきたブラジルDFの前に有効な打開策を見い出せず。大山や相澤が1対1を積極的に仕掛けてカットインや7mTで食らいつくも、流れを変えるまでには至りません。

21分からGK亀谷がサイド、速攻を立て続けに防ぎましたが、24分にDFの裏を取られてスカイシュートを許し、22−28とされて勝負あり。

 

日本は逆転負けを喫し、これで1勝1敗となりましたが、この試合の前に行なわれたクロアチア−パラグアイのゲームでクロアチアが快勝したため、1次リーグ突破(G組3位以内)が確定しました。

1次リーグ最終戦となるクロアチア戦は、勝った方がメインラウンドに勝点2を持ち越せるため、重要な一戦に。2020年のヨーロッパ選手権3位国から勝点2を奪取できれば、メインラウンドを優位に戦えます。

クロアチア戦は日本時間12月7日4時30分スローオフ。試合はIHFのYouTubeチャンネルで配信されます。