rss
  • Home  »   » 
    • カタールの5連覇でアジア男子選手権が閉幕 ヨーロッパ、中南米選手権も終了 | ハンドボール界唯一の月刊専門情報誌『スポーツイベント・ハンドボール』
News

カタールの5連覇でアジア男子選手権が閉幕 ヨーロッパ、中南米選手権も終了


サウジアラビアで開催されていた第20回アジア男子選手権が、1月31日に大会最終日を迎え、決勝でカタールがバーレーンを29−24で下して大会5連覇を達成しました。

 

1月18日に開幕したアジア選手権。日本はエントリーしていたものの、残念ながら新型コロナウイルスの影響で大会直前に辞退しました。

日本を除いた16チームで大会が行なわれ、1次リーグ、メインラウンドを勝ち上がったカタール、サウジアラビア、バーレーン、イランが準決勝へ。

カタール−イランのカードは、前半から王者カタールが圧倒。前半だけで20−10と10点差をつけ、イランを退けました。

バーレーンとサウジアラビアの試合も大差がつき、29−20でバーレーンが決勝に進みました。

国際ハンドボール連盟(IHF)・ムスタファ会長が見守った決勝戦は、ほぼ互角の戦いに。両チームともに攻守でハードなプレーが見られました。その中でカタールが20分過ぎからじわりじわりとリードを広げていきます。ノータイム7mTも決まり、14−11とカタールが3点リードして前半を終えました。

後半の先制点をカタールがあげ、15−11まで開きましたが、ここからバーレーンは2分ほどで3点を奪い、1点差に詰め寄ります。

一気にバーレーンムードになりますが、ここでカタールはタイムアウトを請求。そしてタイムアウト明けから4連続得点で再び流れを引き寄せます。

この連取が大きく、バーレーンは詰めても3点差が精いっぱい。余裕を持ったカタールは20分に25−18とし、そのままリードを保って29−24で試合終了。東京オリンピック・アジア予選(2019年)で苦汁をなめた相手にリベンジを果たすとともに、大会連覇を「5」に伸ばしました。

また、この大会は来年1月の第28回世界男子選手権(ポーランド、スウェーデン共催)の予選を兼ねており、アジアに用意された切符は5つ。カタール、バーレーン、サウジアラビア、イラン、韓国の5ヵ国が代表の座につきました。

 

【アジア男子選手権最終順位】

優勝:カタール
2位:バーレーン
3位:サウジアラビア
4位:イラン
5位:韓国
6位:イラク
7位:クウェート
8位:ウズベキスタン
9位:UAE
10位:オマーン
11位:香港
12位:ヨルダン
13位:ベトナム
14位:シンガポール
15位:インド
16位:オーストラリア

 

〈ヨーロッパ、中南米も世界選手権代表が決定〉

アジアと同じく、ヨーロッパ、中南米でも世界選手権代表が決まる大会が行なわれました。

ヨーロッパはヨーロッパ男子選手権(通称ユーロ)が、ハンガリーとスロバキアを舞台に開かれました。

前回大会から、参加国が16から24に拡張。前回同様に、出場国が増えてもハイレベルの戦いが連日繰り広げられました。

1次リーグ、メインラウンドを経て、準決勝には東京オリンピック金メダルのフランスを筆頭に銀メダルのデンマーク、銅メダルのスペインに加え、しぶとく勝ち星を拾ってきた21年世界選手権(エジプト)2位のスウェーデンが進みました。

準決勝の2試合はどちらも接戦で、とくにスウェーデンはフランスを34−33と1点差で破りました。デンマーク−スペインの試合は、GKヴァルガスのスーパーセーブなどでデンマークOFを封じたスペインが29−25で決勝へ。

スウェーデン対スペインという決勝カードは、今大会1次リーグで勝利(32−28)し、大会3連覇を狙うスペインが有利かと思われましたが、今大会MVPのゴットフリッドソン(2度目)を軸に攻めるスウェーデンが先行していきます。

後半24分、スウェーデンが左サイド・ヴァンネのゴールで2点リードしたところからスペインが追いつき、延長戦に入るかと思われましたが、スウェーデンは残り19秒、タイムアウト開けの攻撃で7mTを獲得と同時に試合終了のブザー。このノータイム7mTをベテラン左腕・エクベリが決め切り、20年ぶりにヨーロッパ王者の座につきました。

この結果、上位3ヵ国に与えられる次回の世界選手権(23年1月、ポーランド/スウェーデン共催)の切符は、優勝したスウェーデンは開催国枠、3位のデンマークは前回大会王者枠として出場権を得ているため、2位スペイン、4位フランス、5位ノルウェーが獲得しました。

ヨーロッパはこのほかに9ヵ国出場でき、今後行なわれるプレーオフで決定します。

 

ブラジルでは、中南米男子選手権(1月25〜29日)が開かれ、8ヵ国が参加予定でしたが、大会直前にコロンビアが出場を辞退したため、7ヵ国で争われました。

戦前の予想通り、中南米を長年リードするアルゼンチンとブラジルが他国を圧倒。無傷で決勝にたどり着きました。

終始、接戦となりましたが、後半に抜け出した地元のブラジルが20−17でアルゼンチに勝利しました。

世界選手権の出場権(4ヵ国)は、決勝に進んだブラジル、アルゼンチンに加え、チリ(3位)、ウルグアイ(4位)が手にしました。

これで世界選手権の出場権を得た国は15になります(開催国枠を含む)。

このほかにヨーロッパ(9枠)、アフリカ(5枠)、北米(1枠)、そしてワイルドカード(主催者推せん枠、2枠)が残されています。日本は、同じように新型コロナウイルスの影響でアジア女子選手権参加を辞退したものの、昨年12月の世界女子選手権に出場した中国女子代表のように、ワイルドカードが与えられれば出場が可能ですが、果たして。

世界選手権は2023年1月11日から29日にかけて行なわれる予定です。