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【JHLプレーオフ】車体が見事な追い上げ見せるも、合成が逆転は許さず今季2冠 男子FINAL結果


第46回JHLプレーオフ・男子のFINALは、女子とともに20日に、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行なわれました。

レギュラーシーズン1位の豊田合成と、2位で通過し、前日の2ndステージで大崎電気を破ったトヨタ車体が対戦。

序盤、「対策してきた」(車体・杉岡)はずの車体DFを圧倒する強さ、高さで押し込んだ合成が、バラスケスを中心に10分7-2とリードを握ります。

序盤の合成を引っ張ったバラスケス。マークがより厚くなった後半は、パスで味方OFを活かした

序盤の合成を引っ張ったバラスケス。マークがより厚くなった後半は、パスで味方OFを活かした

 

DFでも、レギュラーシーズン終盤に車体に敗れた反省を活かし、バックプレーヤーとポスト、サイドの連携を断ち切り自由にさせません。

前半は完全に合成のペースで進み、20-12で合成が優位に立って折り返します。

しかし後半、もうあとがない車体が息を吹き返し、車体は内定選手の富永をトップに置いた5:1DFと、中央を厚く守る6:0DFを巧みに使い分けて、やや単調になった合成OFを封じると、速攻を中心に反撃。

 

合成の得点を後半開始から20分間で4点に押さえる一方で、20分にはついに24-24と同点に追いつきます。

会場のムードは車体一色となりますが、合成はそれでも焦らず、逆転の1点は許しません。車体も肝心な場面でシュートミスが出て、ここで追い抜くことができませんでした。

車体は吉野らで後半猛追したが、あと一歩及ばなかった

車体は吉野らで後半猛追したが、あと一歩及ばなかった

 

最後の10分を切ってからDFを立て直した合成が、車体のシュートミスを活かして出村、徳田らの得点で再び抜け出すと、残り30秒を切ったところで出村が決めて31-27として勝利を決定づけました。

合成は2シーズン連続2回目の優勝。日本選手権との2冠も2季続けての獲得となりました。

試合後にプレーオフ個人表彰が発表され、男子の最高殊勲選手賞には合成・バラスケス、最優秀監督賞には合成・田中監督、殊勲選手賞には車体・吉野が選ばれました。

 

【男子FINAL結果】
豊田合成 31(20−12、11−16)28 トヨタ車体
豊田合成は2年連続2回目の優勝