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男子ジュニア代表が厚木市で強化合宿を実施 表敬訪問で世界大会の切符獲得誓う


7月の第18回アジア男子ジュニア選手権(バーレーン)に向けて、強化を進める日本男子ジュニア代表(U−21)が、2022年度第1回の強化合宿を5月24日から27日まで行ないました。合宿には、大会対象年齢(2002年以降生まれ)の25選手が参加しました。

今回の合宿拠点地になったのは神奈川県厚木市。厚木市は元・日本女子代表でモントリオール・オリンピック(1976年)に出場した田上祥子さんが市議会議員を務めており、6年ほど前からハンドボールの普及活動に力を入れていました。そうした活動にスタート時に関わっていたのがジュニア代表の植松伸之介監督。ドイツ仕込みの指導方法で、子どもたちにハンドボール、スポーツの楽しさを教えてきまた。こうした縁もあり、厚木市が今合宿の会場(南毛利スポーツセンター、荻野運動公園)を提供しました。

26日には、植松監督とともに藤坂尚輝(日体大)、泉本心(中大)、近藤アレキサンダー偉一郎(大体大)の3選手が厚木市役所に小林常良市長らを表敬訪問し、会場提供の謝意と世界ジュニア選手権の切符獲得を誓いました。

小林市長は「縁があり、厚木市の施設を使ってもらっただけでも私どもは光栄に思っている。(アジアジュニアで)いい結果が出てくるように祈念している」とエールを送りました。

泉本は「まずはアジアジュニアを突破して、世界大会でも上位に食い込めるようにがんばりたい」と意気込みを口にしました。

植松監督(右から3人目)とともに小林市長(右から4人目)らを表敬訪問をしたジュニア代表の藤坂(左から4人目)、泉本(左から3人目)、近藤(左から2人目)。右端がモントリオール代表の田上市議会議員

植松監督(右から3人目)とともに小林市長(右から4人目)らを表敬訪問をしたジュニア代表の藤坂(左から4人目)、泉本(左から3人目)、近藤(左から2人目)。右端がモントリオール代表の田上市議会議員

 

その後、ジュニア代表は南毛利スポーツセンターでトレーニングを実施。ハードなコンタクトで守る1対1やゲーム形式などで汗を流しました。

今合宿が初参加の選手もいましたが、アジアジュニアまでに集まれる期間は残りわずかということで、積極的に選手同士でコミュニケーションを取るシーンが多く見られました。メンバー選考を兼ねていることもあり、それぞれが自分の得意プレーを披露し、スタッフ陣にアピールしていました。

3月の合宿はケガで辞退していた細田啓輔(福岡大)は、今回が初めての参加に。「復帰して間もないけど、コンタクトの強さなど自信になった部分も多かった」と手応え充分。

今回の世代は新型コロナウイルスの影響で、2年前のアジアユース選手権が中止になり、アジアジュニアが初めての国際大会となりますが、「不安はあまりなく、楽しみしかない」(GK大山翔伍・筑波大)と、選手たちは本番を待ちわびているようすでした。

植松監督が求めるコンタクトの基準に合わせようと、選手たちは激しい攻防を見せた

植松監督が求めるコンタクトの基準に合わせようと、選手たちは激しい攻防を見せた

 

今回の強化合宿に参加したメンバーは以下の通りです。

【GK】今井寛人(大体大)、大山翔伍(筑波大)、松下幸祐(国士大)
【CP】大竹徹大、高橋颯汰、藤坂尚輝(以上、日体大)、林原空翔、北川雄聖、細野聖太(以上、明大)、新井駿佑(順天大)、近藤アレキサンダー偉一郎、荒瀬廉(以上、大体大)、大浦和真(筑波大)、泉本心、後藤大慧、伊禮颯雅、近藤ダノベン優一郎(以上、中大)、中島遼也(中部大)、松原敦希(国士大)、湯川豊章(秋田大)、井上明(明星大)、前田一鷹、細田啓輔(以上、福岡大)、羽渕晴一朗(関西大)、臼井拓己(東海大)