パリ・オリンピックの世界男子最終予選出場チームが決定

1月中旬から行なわれていた男子の4つの大陸選手権がそれぞれ閉幕しました。

 

【第21回アジア男子選手権】
まずは日本男子代表・彗星ジャパンも出場した1月11～25日の第21回アジア選手権。既報の通り、日本は決勝でカタールに敗れて2位に終わりましたが、4位までに与えられる来年1月の第29回世界選手権（クロアチア、デンマーク、ノルウェー共催）への出場権を手にしています。

〈アジア選手権最終順位〉
①カタール②日本③バーレーン④クウェート⑤韓国⑥イラン⑦アラブ首長国連邦⑧イラク⑨サウジアラビア⑩中国⑪台湾⑫オマーン⑬香港⑭カザフスタン⑮ニュージーランド⑯インド

 

【第16回ヨーロッパ男子選手権】
ドイツでの第16回ヨーロッパ選手権（1月10～28日）は、28日に決勝、3位決定戦が行なわれ、決勝はデンマークとフランスという2021年東京オリンピック、23年世界選手権と同様の組み合わせになり、延長の末にフランスがデンマークを33－31で下して優勝しました。

1位・フランス（開催国枠）、2位・デンマーク（23年世界選手権優勝枠）がすでにパリ・オリンピック出場権を手にしているため、3位決定戦で勝利したスウェーデンがヨーロッパ大陸枠を得ました。23年の世界選手権と今大会の結果から、3月14～17の日程で行なわれる世界最終予選には、ドイツ、ハンガリー、スロベニア、ポルトガル、オーストリア、ノルウェー、クロアチア、スペインが出場します。

また、24年世界選手権の出場枠を開催国の3チーム（クロアチア、デンマーク、ノルウェー）以外に今大会上位3チーム（フランス、スウェーデン、ドイツ）がつかんでいます。ヨーロッパの残り11枠はプレーオフで決まります。

〈ヨーロッパ選手権最終順位〉
①フランス②デンマーク③スウェーデン④ドイツ⑤ハンガリー⑥スロベニア⑦ポルトガル⑧オーストリア⑨ノルウェー⑩アイスランド⑪クロアチア⑫オランダ⑬スペイン⑭モンテネグロ⑮チェコ⑯ポーランド⑰北マケドニア⑱ジョージア⑲セルビア⑳フェロー諸島㉑スイス㉒ルーマニア㉓ギリシャ㉔ボスニア・ヘルツェゴビナ

 

【第26回アフリカ男子選手権】
1月17～27日にエジプトで開催されていた第26回アフリカ選手権は、開催国エジプトとアルジェリアが決勝を争い、29－21でエジプトが地元優勝を飾りました。

この結果、エジプトがパリ・オリンピック出場権を得て、2位のアルジェリア、3位のチュニジアが世界最終予選への参加権を手にしています。

同時に、上位5チームのエジプト、アルジェリア、チュニジア、カーボベルデ、そして初出場となるギニアが24年世界選手権の出場権をつかみました。

〈アフリカ選手権最終順位〉
①エジプト②アルジェリア③チュニジア④カーボベルデ⑤ギニア⑥コンゴ民主共和国⑦モロッコ⑧アンゴラ⑨ナイジェリア⑩カメルーン⑪ガボン⑫リビア⑬コンゴ共和国⑭ルワンダ⑮ケニア⑯ザンビア

 

【第3回中南米男子選手権】
1月16～20日にはアルゼンチンで第3回中南米選手権が行なわれました。これはアジア選手権同様に、来年の世界選手権の出場権が与えられる大会で、優勝したブラジル、2位・アルゼンチン、3位・チリがチケットを得ています。

パリ・オリンピックの出場権は、23年10～11月に開催されたパン・アメリカンゲームズ（チリ）を勝ったアルゼンチンが手にしています。

〈中南米選手権最終順位〉
①ブラジル②アルゼンチン③チリ④パラグアイ⑤ウルグアイ⑥コスタリカ

 

ヨーロッパ選手権、アフリカ選手権が終わり、現時点でのパリ・オリンピック出場権獲得国は以下の通り。

フランス（開催国枠）、デンマーク（世界選手権優勝枠）、スウェーデン（ヨーロッパ枠）、日本（アジア枠）、エジプト（アフリカ枠）、アルゼンチン（アメリカ枠）

また、世界最終予選の出場国、組み合わせも以下のように決定しました。各グループの上位2位までの計6チームがパリ・オリンピックの出場権を手に入れることになります。

〈世界最終予選組み合わせ〉
トーナメント1：スペイン、スロベニア、バーレーン、ブラジル
トーナメント2：ドイツ、クロアチア、アルジェリア、オーストリア
トーナメント3：ノルウェー、ハンガリー、ポルトガル、チュニジア

 
 

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