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【JHL】7mT得点賞は男女ともにリーグ新記録 第48回JHLレギュラーシーズン表彰


日本リーグは5月22日、第48回大会のレギュラーシーズン表彰を発表しました。年間最優秀選手には前回大会に続いて男子・中村匠(豊田合成)、女子・相澤菜月(北國銀行)が選ばれました。相澤は3年連続での受賞となりました。

男子の年間最優秀選手の中村は、今季も合成の守護神としてレギュラーシーズン1位に大きく貢献。フィールドシュートの阻止率は0.355と惜しくもタイトルこそ逃したものの、リーグ3位と安定した活躍を見せ、3度目のベストセブンにも輝きました。

ベストセブンは、中村のほかに合成からはヨアン・バラスケス(LB)、ディエゴ・マルティン(PV)、さらに通算1000得点を達成したベテランの小塩豪紀(LW)の3選手が受賞。マルティンはシュート率賞も手にしています。レギュラーシーズン2位のトヨタ車体からはセンターの北詰明未、同3位のジークスター東京からは右バックの元木博紀、同4位のトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGAからは右サイドの中田航太がベストセブンに選ばれました。

大同特殊鋼の可児大輝は得点王、フィールド得点賞、最優秀新人賞と3つのタイトルを獲得。7mT得点賞では、ゴールデンウルヴス福岡の佐藤陸が56得点を記録し、昨シーズン、琉球コラソンの仲程海渡がマークした54得点を上回ってリーグ新記録を樹立しました。

ベストディフェンダー賞は、昨秋のパリ・オリンピックアジア予選での大活躍が記憶に新しい車体の髙野颯太が初受賞。シュート阻止率賞は、合成・中村、車体・岡本大亮の日本代表コンビをわずかに上回った紡織・小峰大知が手にしました。

JHL参入初年度の富山ドリームスからは、GK横山翔太が7mT阻止率賞を受賞。横山は今季限りでの引退を発表しているため、最初で最後のシーズンで個人タイトルとなりました。

日本代表としてもパリ・オリンピック出場権獲得に貢献するなど充実のシーズンを送った合成・中村

 

7mT得点のリーグ記録を更新した福岡・佐藤

 

女子の年間最優秀選手賞に輝いた相澤は、日本女子代表でも主軸を務め、国際大会が続いた今季も抜群の存在感でチームをけん引。ベストセブンにも返り咲きました。

レギュラーシーズン1位の北國からは、相澤とGK馬場敦子の攻守の柱がベストセブンに。このほか、同2位のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングから右バック金城ありさ、右サイド服部沙紀の2人が、同5位の三重バイオレットアイリスからはスピードスター團玲伊奈(LW)、移籍初年度から攻守で存在感を示した初見実椰子(PV)の2人、同10位の飛騨高山ブラックブルズ岐阜からは齊藤詩織(LB)がベストセブンを受賞。金城、初見、齊藤は初のベストセブンとなりました。馬場はシュート阻止率賞、團はシュート率賞のタイトルも獲得しています。

最優秀新人賞は香川銀行の岡田彩愛。おりひめジャパンの一員としても活躍する岡田は、香川銀行の主軸としてゴールを量産して得点王、フィールド得点賞にも輝きました。

今季で通算1000得点の大記録を達成したプレステージ・インターナショナル アランマーレの横嶋彩は、71本もの7mTを決めて5度目の7mT得点賞を受賞。1シーズンにおける7mTの最多記録は、第31回大会(2006−07シーズン)の吉田祥子(オムロン)の69でしたが、17シーズンぶりに横嶋が記録を塗り替えました。

ベストディフェンダー賞は女王・北國を支える永田美香が2度目の受賞。7mT阻止率賞は、23本中9本のシュートストップを記録したザ・テラスホテルズの田口舞が手にしました。

3年連続で年間最優秀選手を手にした北國・相澤

 

5度目の7mT得点賞に輝いたアランマーレ・横嶋

 

また、審判表彰も発表され、最優秀レフェリー賞は古川英樹、村田哲郎ペア、優秀レフェリー賞は河合威廷、臼井健ペア、最優秀新人レフェリー賞は奥野晃宇、小川拓海ペアがそれぞれ受賞しました。

各賞の受賞選手、チームは以下の通りです。

 

【男子表彰】

・年間最優秀選手賞
中村匠(豊田合成) 2回目

・ベストセブン
中村匠(豊田合成、GK) 3回目
北詰明未(トヨタ車体、CB) 初
元木博紀(ジークスター東京、RB) 5回目
ヨアン・バラスケス(豊田合成、LB) 2回目
中田航太(トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA、RW) 初
小塩豪紀(豊田合成、LW) 3回目
ディエゴ・マルティン(豊田合成、PV) 2回目

・ベストディフェンダー賞
髙野颯太(トヨタ車体) 初

・最優秀新人賞
可児大輝(大同特殊鋼)

・得点王
可児大輝(大同特殊鋼) 初 159点

・フィールド得点賞
可児大輝(大同特殊鋼) 初 134点

・シュート率賞
ディエゴ・マルティン(豊田合成) 初 0.842(101/120)

・7mT得点賞
佐藤陸(ゴールデンウルブス福岡) 初 56点(☆)

・シュート阻止率賞
小峰大知(トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA) 初 0.358(143/399)

・7mT阻止率賞
横山翔太(富山ドリームス) 初 0.405(15/37)

・レギュラーシーズン1位表彰
豊田合成

・フェアプレー賞
ゴールデンウルヴス福岡 5回目 5.083点/試合

※☆=リーグ新記録

 

【女子表彰】

・年間最優秀選手賞
相澤菜月(北國銀行) 3回目

・ベストセブン
馬場敦子(北國銀行、GK) 3回目
相澤菜月(北國銀行、CB) 2回目
金城ありさ(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、RB) 初
齊藤詩織(飛騨高山ブラックブルズ岐阜、LB) 初
服部沙紀(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、RW) 3回目
團玲伊奈(三重バイオレットアイリス、LW) 3回目
初見実椰子(三重バイオレットアイリス、PV) 初

・ベストディフェンダー賞
永田美香(北國銀行) 2回目

・最優秀新人賞
岡田彩愛(香川銀行)

・得点王
岡田彩愛(香川銀行) 初 148点

・フィールド得点賞
岡田彩愛(香川銀行) 初 109点

・シュート率賞
團玲伊奈(三重バイオレットアイリス) 2回目 0.608(87/143)

・7mT得点賞
横嶋彩(プレステージ・インターナショナル アランマーレ) 5回目 71点(☆)

・シュート阻止率賞
馬場敦子(北國銀行) 4回目 0.449(178/396)

・7mT阻止率賞
田口舞(ザ・テラスホテルズ) 初 0.391(9/23)

・レギュラーシーズン1位表彰
北國銀行

・フェアプレー賞
ザ・テラスホテルズ 2回目 3.200点/試合

※☆=リーグ新記録

 

【レフェリー表彰】

・最優秀レフェリー賞
古川英樹、村田哲郎ペア

・優秀レフェリー賞
河合威廷、臼井健ペア

・最優秀新人レフェリー賞
奥野晃宇、小川拓海ペア

 

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