【彗星ジャパン】パリ・オリンピックに挑むメンバーが決定!
日本協会は6月28日、今夏のパリ・オリンピックと、7月1、3日に開催されるフェロー諸島との国際親善試合(東京・代々木競技場第一体育館)に臨む日本男子代表・彗星ジャパンのメンバー発表会見を行ないました。
「私が就任してから時間がなく、選手すべてをより深く知るには充分な時間がまだまだ足りない中で、19人の合宿参加メンバーから、まずは2人絞らないといけなかった。今回の選考は個人的にも、プロとしても難しかった。この17人でパリに向かって活動していきたい」と、話したカルロス・オルテガ監督。
指揮官による苦渋の選択の結果、東京オリンピックにも出場した渡部仁(トヨタ車体)や部井久アダム勇樹(ジークスター東京)、吉田守一(ナント/フランス)らをはじめ、昨年のアジア予選突破に大きく貢献した安平光佑(ヴァルダル/北マケドニア)、中村匠(豊田合成)、髙野颯太(車体)らが選出されました。
今回、一番のサプライズとなったのが日体大4年の藤坂尚輝のメンバー入り。昨年の世界男子ジュニア選手権(ドイツ、ギリシャ共催)で得点王に輝いた逸材ですが、フル代表での実戦経験は昨夏のPSGジャパンツアーのみ。彗星ジャパンのキャプテンとしてチームを引っ張ってきた東江雄斗(東京)に代わって大学生が選出され、会見場は驚きに包まれました。
藤坂は「持ち味のスピードや強い1対1でアピールしていくうちに、監督の目にとまったのでは、と思う。オリンピックはハンドボールを始めた時からの夢の舞台。メンバー入りを果たせてとてもうれしい」と喜びを語りました。
このほか、ケガなどによって14人の登録メンバーと交代できるAP3人には、笠原謙哉(ハルズール/アイスランド)、水町孝太郎(合成)、GK坂井幹(大崎電気)と、東京オリンピック代表組が選ばれました。
この17人のメンバーで、7月1、3日に行なわれるフェロー諸島との国際親善試合に挑みます。パリを前にした貴重な実戦経験の場で、手応えをつかんで本番へ弾みをつけたいところです。
日本男子代表メンバー・スタッフは以下の通りは以下の通り。
〈選手〉
※名前、所属、年齢、身長、ポジション、利き腕の順
No.1
中村 匠
豊田合成/27歳/190cm/GK/右
No.2
安平 光佑
ヴァルダル(北マケドニア)/23歳/172cm/BP/右
No.4
櫻井 睦哉
トヨタ車体/24歳/190cm/RW/左
No.9
杉岡 尚樹
トヨタ車体/30歳/178cm/LW/右
No.13
吉田 守一
ナント(フランス)/23歳/193cm/PV/右
No.15
部井久アダム勇樹
ジークスター東京/25歳/195cm/BP/右
No.19
徳田 新之介
アル・ドゥハイル(カタール)/28歳/178cm/BP/左
No.20
渡部 仁
トヨタ車体/34歳/183cm/BP・RW/左
No.21
岡本 大亮
トヨタ車体/29歳/190cm/GK/右
No.25
元木 博紀
ジークスター東京/32歳/182cm/RW・BP/左
No.27
玉川 裕康
ジークスター東京/29歳/200cm/PV/右
No.31
吉野 樹
トヨタ車体/29歳/183cm/BP/右
No.39
藤坂 尚輝
日体大/21歳/180cm/BP/右
No.44
髙野 颯太
トヨタ車体/25歳/193cm/LW・PV/右
AP(交代選手)
No.17
坂井 幹
大崎電気/28歳/193cm/GK/右
No.38
水町 孝太郎
豊田合成/29歳/183cm/BP/右
No.74
笠原 謙哉
ハルズール(アイスランド)/36歳/196cm/PV/右
〈スタッフ〉
ハイパフォーマンスディレクター:荷川取 義浩
ヘッドコーチ:カルロス・オルテガ
アシスタントコーチ:ウーゴ・ロペス
GKコーチ:アントニ・パレツキ
ドクター:大西 信三
トレーナー:島 俊也、馬越 博久
分析:市村 志朗、髙橋 豊樹
チームマネージャー:川村 陸哉
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