【彗星ジャパン】新監督はトニー・ジローナ氏に決定！

日本協会は8月16日、カルロス・オルテガ監督が退任した日本男子代表・彗星ジャパンの新監督に、トニー・ジローナ氏が就任すると発表しました。日本協会・宮本英範専務理事が「契約はロサンゼルス・オリンピックまで」と明かしたように、2028年のロサンゼルス・オリンピックをめざすことになります。

日本男子代表の新監督に就任したジローナ氏（©JHA/Yukihito Taguchi）

ジローナ新監督はスペイン出身の51歳。スペインの名門バルセロナのアシスタントコーチなどを歴任し、2020年から今年1月のヨーロッパ選手権までセルビア男子代表を率いていました（20〜23年はフランスのシャルトル監督と兼任）。

とくに若い選手の育成に定評があり、バルセロナ時代には、パリ・オリンピックでスペイン代表のゴールを守ったゴンサロ・ペレス・デ・ヴァルガス、ロドリゴ・コラレスのGKコンビやダニエル・ドイシェバエフらを指導してきました。その指導力の高さを買われ、2009年にはJHAジュニアアカデミーの講師として来日するなど、以前から日本とは縁のある指導者です。

就任会見の冒頭で「ハジメマシテ、ジローナデス」と日本語であいさつした新指揮官は「日本協会のスタッフのみなさんには感謝している。ロサンゼルス・オリンピックへの大きなプロジェクトに参加できてうれしく思う。責任を持って向かっていきたい」と意気込みを語りました。

先日のパリ・オリンピックの日本の試合はチェック済みで、「日本にはポテンシャルの高さを感じた。若い選手を育ててチームの成長を手助けしたい。日本人には高さはないが、その分、速さがあり、それは世界でも優れている。実際、クロアチア、スロベニアと1点差だった。選手たちは多くの時間を所属チームで過ごすので、各チームと協力していきたい」と話しました。

ジローナ体制での初陣は、8月22日に行なわれるPSGハンドボールジャパンツアー2024。大学生6人を含む19人でフランスのビッグクラブに挑みます（メンバーはこちらから）。

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