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【リーグH】「ファンの期待に応えるプレーを」部井久アダム勇樹がリーグ開幕に向けて決意語る


9月6日のジークスター東京-ゴールデンウルヴス福岡戦で幕を開ける「リーグH」。

 

その開幕記者会見が8月23日に東京・JAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREで行なわれました。

 

会見には中村和哉日本ハンドボールリーグ(法人名はこれまで通り)代表理事、壹貫田剛史専務理事、そして開幕戦のカードから東京の部井久アダム勇樹が出席しました。

 

冒頭、中村代表理事から、新しいロゴの発表とともに、改めてリーグHの名前にこめた想いを語りました。

 

「このロゴは、Hに込めた思いをもとに、世代、国境、分野を越えて大きく英知を集めて融合していく、巻き込んでいく、大きな渦をイメージしたデザインになっている。

真ん中の円はハンドボールのボールを象徴している。そして、深い藍色を採用した。この色は勝ち色とも言われるが、昔から戦に勝つための色ということで、非常に縁起のいい色と言われている。厳しい競争を勝ち抜いていくために深い藍色を採用した。このマークとともに成長していきたいと思っている。

このマークを愛していただくとともに、みなさまに親しみをもっていただけるよう広めていきたいと思っている。

そして、世界で戦えるハンドボールをめざし、アジアNo.1、そして世界トップレベルのリーグをターゲットとして臨む。そのために、大きな柱3つをキーコンセプトに置いている。1つ目は『Contribution』、2つ目は『Globalization』、3つ目は『Entertainment』、この3つをキーコンセプトとして取り組んでいく。

そして、『共創×競争』をキャッチフレーズに、みんなの力を合わせて、なおかつ慣れ合いではなく競い合いながら高めていくというリーグにしていきたい。

リーグHの『H』にかける想いとしては、もちろんハンドボールの頭文字Hではあるが、地域とともに歩むハンドボール、Homeの『H』、希望を持って歩むハンドボール、Hopeの『H』、(ハンドボールに)関わるすべての人々の英知『エイチ』を集めて成長していきたいという思いを『H』に込めている。また、余談ではあるが、Hというのは水素の元素記号。水素は元素記号の1番なので、世界No.1のリーグをめざしていきたいと思っている」

 

その後、部井久が登場し「ファンの方も新リーグに期待していると思うので、選手という立場としてはそこに応えられるように、コートで表現ができればいいと思っている。

(世界と戦えるリーグとなっていくためには)プロ化を推し進めていくことがすごく重要なのかなと思う。プロになることで変わってくる覚悟であったり、責任というものが選手それぞれに出てくると思う。そういった中で、移籍が活発になってくると、よりリーグとしてレベルも上がってくると思うし、相乗効果で選手のレベルも上がってくるのでは。また外国籍選手が増えてくるということもリーグのレベル、選手のレベル向上につながってくるのかなと。

新リーグ開幕に向けて想いを語った部井久

新リーグ開幕に向けて想いを語った部井久

 

個人としてはチームで日本一という目標を掲げているので、その目標に向けて少しでも貢献できればなという思うし、リーグHが盛り上がっていくことでハンドボールのメジャー化も進んでいくと思うので、他球技で盛り上がっているリーグに負けないようにリーグHも盛り上がっていければ」とコメント。

 

その後、リーグH初年度は男子が2回戦総当たりの各チーム26試合、女子が3回戦総当たりの書くチーム33試合を戦うこと、プレーオフは男子6チーム、女子5チームが進出し、トーナメント形式で争うことも改めて発表されました。

 

また、リーグのオフィシャルパートナーが発表され、シーズンパートナーとしては日本代表もサポートしているヒュンメルがつきました。

 

次に、リーグHの「H」にちなんで、「我がチームのHはこれだ」という各チームからの動画紹介があり、その後に部井久が東京の「H」について次のように発表しました。

 

「東京のHは『HISTORY』。理由としては、新リーグ1年目ということで、新たな歴史を東京が優勝という形で刻めればいいなという思いを込めた。そして、2つ目が『HAPPINESS』。HAPPINESSには会場に足を運んでくださった方々が、幸せだったなと感じ、また来たいなと思っていただけるような試合ができるようにという思いが込められている」

 

記者との質疑応答では、

「(Q:パリ・オリンピックでの収穫と課題は?)目標に届かなかった悔しさがまずあり、それが今のモチベーションになっている。OF面では自分の思うような結果を出せなかった悔しさがあるので、そこは課題。いい判断をしたり、仲間を活かすプレーを磨いていきたい。DF面では年々できることが増えているので、リーグでもその部分で力を発揮していきたい」

「(Q:リーグHへの期待、楽しみについて、選手同士で話していることは?)みんなすごく期待感を持っていると思う。なにか変化を起こそうとした時に問題が起こるのは当たり前。ハンドボール界も変革の時期に来ていると思う。実際にプロ選手が各チーム増えてきたりとか、選手を(海外から)呼ぶチームが増えてきたりとか、いい流れが少しずつできてきていると思うので、みんな5年後ぐらいを見据えてどんどんよくなっていくのでは、という期待感を持っていると思う」

と話しました。

 

また、中村代表理事からは「男女の選手たちに期待したいことは?」という問いに対して、

「選手たちにはハンドボールを楽しんでやってもらいたいと思っている。もちろん、厳しい戦いの中だが、みんなハンドボールが好きでやっていると思うので、好きなハンドボールを楽しんで、さらに高みをめざしていけたら、という思いでやってくれれば、子どもたちにも、見ているみなさんにも伝わると思う」

という期待の言葉があり、記者会見は幕を下ろしました。

左から中村代表理事、部井久、壹貫田専務理事

左から中村代表理事、部井久、壹貫田専務理事

 

現在各地で開催されている国スポのブロック予選や、8月27~31日の全日本社会人選手権を経て、いよいよ9月第1週からリーグHがスタートします!

 

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