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第25回世界男子選手権のアジア出場枠は4枠? 5枠?


現在、バーレーンで行なわれている第17回アジア男子選手権。

 

アジア王座とともに、来年の第25回世界男子選手権(フランス)の出場権をかけ、熱い戦いが繰り広げられています。

 

焦点となるアジアから世界選手権への出場枠ですが、当初は昨年1月の第24回世界選手権でカタールが2位に躍進したことで、従来からの大陸枠3+カタールの躍進で得た特別配当枠1の計4枠と見られていました。

 

このあと、前回大会(第24回世界選手権)優勝国として、第25回大会への出場権を手にしていたフランスが、開催国枠での出場となり、前回優勝国枠が2位のカタールに回ってきました。

 

カタールが前回優勝国枠での出場となっても、アジアにはカタール以外に4枠が与えられると見られていましたが、昨秋、その4枠のうちの1枠を「世界プレーオフ枠」とする案が国際ハンドボール連盟(IHF)の競技・組織委員会(COC)で浮上。

 

IHFやアジアハンドボール連盟(AHF)が公式発表をしていない段階で、フランスの世界選手権組織委員会事務局が昨年11月30日付で出場24ヵ国の内訳を公表し、その中にプレーオフ実施が明記されていたこともあり、混迷が深まりました(スポーツイベント・ハンドボール2016年1月号で既報)。

 

IHF、AHFからの公式発表はないままでしたが、昨年12月、デンマークでの第22回世界女子選手権に出向いた日本ハンドボール協会首脳が、AHF首脳から口頭で「カタール+4枠」を明言され、さらに、アジア選手権開幕前日の1月14日、テクニカルミーティングの席上でも「カタール+4枠」が発表されたことが、現地の日本代表チームスタッフから日本ハンドボール協会に伝えられたとのことです。

 

昨年のリオデジャネイロ・オリンピック予選とほぼ変わらない布陣でエントリーしているカタールの4強入りは確実と考えると、最終順位5位でも世界選手権出場権を手にすることができることになりますが、世界選手権(男女)のワイルドカードやオセアニア大陸枠の扱いはIHF内での懸案事項のままで、昨年6月には世界選手権(昨年12月、デンマーク)に向けた女子のプレーオフも実施されています。

 

日本代表チームには、プレーオフの可能性が完全に消えたわけではないという認識に立ち、カタールを除く上位3ヵ国に入って、文句なしの世界選手権出場権を手にしてほしいものです。