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【Cグループ】スペイン、モンテネグロが2連勝


◆モンテネグロ 30(13−11、19−10)21 カザフスタン

初戦当日に来日したカザフスタン。その疲れもあって攻守に精彩を欠いた。この日はアビリダ、アレクサンドロワの2枚看板のシュートを軸にモンテネグロに食らいつき、前半はビハインドながら11−13と2点差で折り返した。後半も17分まで持ちこたえるも、ここで立て続けに退場者を出したスキをつかれて離されてしまった。前日に足首を負傷した左腕エース・ブラトヴィッチをベンチで休ませたモンテネグロは、なかなか相手のミドルシュートを止められなかったが、後半に修正。ラディチェヴィッチ、メフメドヴィッチの両サイドが速攻、サイドと確率よくシュートを決めて危なげなく勝点2を積み上げた。モンテネグロはこれで2連勝。ヨーロッパ勢との連戦が続く次戦から真価が問われる。

 

◆ルーマニア 29(15−12、14−12)24 セネガル

敗れはしたものの、前日のモンテネグロ戦で強いインパクトを残したセネガルセブンは、強豪ルーマニアを前にしてもひるまなかった。カラマがフィジカルを活かした突破を何度も見せ、守護神サコも前日に続いてファインセーブを連発。3点ビハインドで迎えた後半、左腕サイド・カムドプの活躍で8分16−17と追い上げる。しかし、ルーマニアが要所で踏ん張り同点を許さなかった。前半で多様した右サイド・ウドリスティオユのトランジションからの突破を囮に後半はセネガルDFが低くなったところをエース・ネアグが打ち抜いた。ネアグの13得点もあり、ルーマニアが待望の今大会初勝利を飾った。

 

◆スペイン 29(18−13、11−14)25 ハンガリー

ともに初戦を白星で飾った同士の対戦は、序盤のプレーが試合の流れを決めた。スペインはセットOFでミスが続いたものの、ハンガリーの速攻をGKゾクビが2連続セーブ。これで冷静さを取り戻したスペインが、ポストA・エルナンデスを絡めた巧みなOF、そして、GKやL・ゴンザレスを中心とした堅いDFでハンガリーを圧倒し、点差以上の力を見せつけた。後半はハンガリーが盛り返したものの、主導権を奪い返すには至らず、スペインが1次リーグ突破に大きく近づく2勝目を手にした。

スペインのGKコンビ・ナバロ(左)とソクビ(右)のGKコンビ。ともにベテランらしく、試合の流れ、相手の特徴などをよく読んだセービングでチームを支える

スペインのGKコンビ・ナバロ(左)とソクビ(右)のGKコンビ。ともにベテランらしく、試合の流れ、相手の特徴などをよく読んだセービングでチームを支える