【セミファイナル】決勝はオランダとスペインのカードに
◆オランダ 33(16‐16、17-16)32 ロシア
両者譲らずシーソーゲームとなっていた後半10分(20-21)、好守から勢いに乗ってヴャヒレワ、ボブロヴニコワ、センで3連打(23-21)。さらに相手が2人続けて2分間退場と、ここで一気にロシアに流れが来るかと思われた。しかし、ここでオランダがレフトバック・ドゥルファーの得点で食らいつくと、試合は終盤までもつれる壮絶な打ち合いとなった。試合の行方が読めないまま32-32の同点で迎えた残り19秒、オランダセブン全員で作ったスペースにファン・デル・ヘイデンが飛び込んだのが決勝点に。接戦を制して、オランダが決勝へと駒を進めた。
◆スペイン 28(13−13、15−9)22 ノルウェー
前半は20分10-6とリードを奪ったスペインに対し、ノルウェーがアウネ、ヘレムの両サイドで追い上げて、13-13の同点で後半戦へ突入した。追いつかれはしたものの、後半も主導権を握ったのはスペインだった。機動力を活かしたDFでスピードのあるノルウェーOFのミスを誘い、GKナバロ・ヒメネスも好調で好セーブを連発。さらに、OFではカブラル、ペナ、ロドリゲス・ロドリゲスらで的を絞らせず、攻守で持ち味を発揮した。後半23分には27-19とこの試合最大の8点差をつけたスペインが、強豪ノルウェーを下し、初めてファイナルへの挑戦権を得た。
この結果を受け、決勝戦はオランダ-スペインのカードに。どちらが勝っても初優勝となります。決勝戦は14日17:30からパークドーム熊本でスローオフ。決勝の前には同じくパークドームでロシアとノルウェーが銅メダルをかけて3位決定戦を行ないます。