ダグル・シグルドソン監督「試合中のエラーは抑えながらも、勇敢に、無慈悲に戦う」
エジプトに発つに際して、日本男子代表・彗星ジャパンのダグル・シグルドソンが発表したコメントを掲載します。
「私は、日本ハンドボールリーグ(JHL)の選手、大学の選手を含め全員が代表チームだと思っています。その中から、最初に35人、次に28人、22人、16人と、最後に試合をスタートする7人の選手、とノミネートをしていきます。
このノミネートは、だれかを認めないというプロセスではなく、チームにとっての私が考えるベストな解決策はなにかということを示すプロセスです。
多くの方が、活躍している選手(JHLで得点が多い選手など)を注目していますが、私は、とくに海外のフィジカルの強い選手に対していいDFができるようない良いコンビネーションを求めています。GKについては、アンテック(アントニ・パレツキGKコーチ)による代表GKへの熱心な指導もあり、われわれは(JHLの試合とは違う面も多い)国際試合の状況に通用するGKを擁していると思っています。
選手とスタッフのハードワークのおかげで、これまで数年の間に、われわれはプレースタイルを進化させ、心身ともに強くもなりました。DFは、6:0DFだけでなく5:1DFもうまく機能するようになったことで、攻防交代に際してのチーム内でのバランスもよくなりました。
ファンのみなさんには、強いDFがGKを最大限助けているところも見てほしいと思います。攻撃については、よりよくコントロールして、いいシュートポジションで終えたいところですが、そのためのクールなコンビネーションがたくさんあります。速攻はまっすぐ、爆発的に。攻撃はうまくコントロールして、賢く、相手に速攻のチャンスを与えないように。多くの規律を守り、試合の中でのエラーは抑えながらも、勇敢に、無慈悲に戦います。
今大会は初めて出場チームが32チームとなります。前回よりはいい結果を残したいです。予選グループはクロアチア、カタール、アンゴラと非常に厳しい組み合わせですが、進歩したいと思います。
今は世界選手権への準備だけに集中します。その後、また強化を続けていきますが、新型コロナウイルス感染症の終わりを告げるオリンピックとなるよう願いましょう。
また日本で試合ができることを待ち望んでいます。いつも大きな応援をありがとうございます。チーム一同、今後もハードワークを続け、最大限のベストをつくしていきます」