【JHLプレーオフ・FINAL】豊田合成が初V、北國銀行は7連覇達成!
3月14日に行なわれた第45回日本ハンドボールリーグ(JHL)プレーオフの決勝戦は、女子が北國銀行(同1位)とソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(同3位)、男子が豊田合成(レギュラーシーズン1位)とトヨタ車体(同2位)という組み合わせで争われました。
女子はこれが3連戦目となるソニーが、6連覇中の女王・北國によく食らいつきましたが、セットOFで北國DFを攻めあぐめる場面が増え、徐々に停滞。
一方の北國はどこかにかたよることなく、バランスよく攻め続けることができたうえ、本来センターの横嶋彩をポストに投入し、司令塔・大山真奈と入れ替わりながら2対2で崩すなどのバリエーションも豊富で、最後まで得点力が落ちませんでした。
後半途中から息切れしたソニーを突き放し、最後は34-24とした北國が日本リーグ7連覇を達成しました。
男子は、前日大活躍だったGK岡本大亮が当たらなかったものの、代わって入った加藤芳規が要所で止めた車体が、15-13として前半を折り返します。
車体は左バック吉野樹、左サイド杉岡尚樹の日本代表コンビがチャンスを作れなかったうえに、前半序盤で日本代表の右バック・渡部仁がヒザを負傷して退場。しかし、交代出場した津屋がよくその穴を埋めて右側で得点が止まらなかったことが前半リードの要因に。
後半は合成がそこに対応してDFを修正してきたため、車体は苦しい展開となり、DFでもヨアン・バラスケスらの強い縦の攻めに苦しみます。15分に徳田新之介のゴールで19-20とついに逆転を許したあとは、追いつくことができませんでした。
合成は悲願の初優勝を果たし、昨年12月の日本選手権と合わせて今季2冠を達成しました。
このプレーオフは、4月発売の『スポーツイベント・ハンドボール』5月号で特集しますので、ぜひそちらをお楽しみに!