日本ハンドボールリーグが新体制を発表 スポーツ界では見られないアグレッシブな陣容に
4月より一般社団法人となった日本ハンドボールリーグ(JHL)が5月24日、新体制を発表しました。
先に発表されていた代表理事・葦原一正氏のもと、新しい理事・監事の選出を進め、そのメンバーが公開されました。
【代表理事】
葦原 一正
【理事】
松井 隆(事務局長)
野呂 洋子(公益財団法人日本ハンドボール協会 副会長)
半田 信吾(豊田合成ブルーファルコン GM)
梶原 晃(三重バイオレットアイリス GM)
勝田 祥子(オムロンピンディーズ GM)
太田 雄貴(公益財団法人日本フェンシング協会 会長)
鈴木 友也(トランスインサイト株式会社 代表)
原山 麻子(株式会社乃村工藝社 執行役員)
米田 惠美(米田公認会計士事務所 代表)
【監事】
町並 美保(永和総合事務所 税理士)
松本 泰介(早稲田大学スポーツ科学学術院 准教授 弁護士)
理事は10人。
「一般的な他競技のリーグや協会の役員人数は20人程度(多くて40人)だが、今回は10人とした。スピード感を持って進めたいのと、人数が多いと意見が出ずらいという私の経験上、なるべくコンパクトにやりたい」(葦原代表理事)という思いから、他競技団体と比べてかなりコンパクトな構成に。
さらに、「チームとリーグとで利害が反する時もあるので、第三者の意見が必要」(葦原代表理事)と外部理事が4人
「女性の比率をどこまで高めていくかを議論した。各競技団体向けガバナンスコードでは40%が理想とされているが、絶対40%ではなく、可能な範囲で考えながら人選を進めていくという方針のもと、候補をあげた結果、最終的に」(葦原代表理事)女性理事が4人。
そして、「基本的に能力が同等であれば、若い人を登用するのがいいと考えた。若い人の発想が大事になるし、若い人を中心に注目を集めるリーグではいといけない」(葦原代表理事)という考えから、30~40代が8人と、こちらの構成も、他団体(日本ハンドボール協会も含めて)では見られない形になりました。
今後はこの理事会を最終的な意思決定機関として、JHLが運営されていくことになります。
「最終的にはチームの意見や、多様なステークホルダーなど、多角的な視点から意見を聞いて、理事会で議論していく。チームから言われるのは、上から突然決定事項を振られるのは困るということ。各チームとのコミュニケーションを密に取りつつ、最終的には理事会、とくに外部の方から意見を聞いて決定していければ」と理事会の運営について語った葦原代表理事。
スポーツ界では例を見ない陣容で踏み出すJHLが、今後どんな動きを見せるのか。引き続き注目が集まります。