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【東京オリンピック】彗星ジャパン初戦プレビュー 失点を抑えられるかがポイントに


新型コロナウイルスの影響で1年延期となっていた東京オリンピックが、7月23日に開幕しました。コロナ禍の今大会は、東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県が会場となっている競技は無観客が決定しており、東京で行なわれるハンドボールも同様です。

ハンドボールは開会式(7月23日)の翌日24日にスタート。

開催国枠で33年ぶりにオリンピックの舞台に戻ってきた日本男子代表・彗星ジャパンは、初戦でデンマークと対戦します。

デンマークは今年1月の世界選手権(エジプト)で全勝優勝して大会2連覇を飾るなど、現代最高峰のチームの1つです。エースのミケル・ハンセン、守護神のニクラス・ランディンを軸に、洗練された攻守を見せます。

1月の世界選手権では日本とぶつかり、M・ハンセンが体調不良で不在という状況でもつけ入るスキを与えず、34-27で快勝を収めました。

デンマークの攻撃をけん引するエースのM・ハンセン(Photo by Egypt2021)

デンマークの攻撃をけん引するエースのM・ハンセン(Photo by Egypt2021)

 

日本としては大事な初戦、デンマークが強敵であることは間違いありませんが、1次リーグ突破のためになんとしても勝点を持ち帰りたいところ。

そのためにカギになるのはDFです。中央を守る笠原、成田らが身体を張って決定率の高いポストを封じることはもちろんのこと、GKと連携して失点を30点以下に抑えることができれば、勝点獲得が見えてきます。

先日のフランスとの試合でもポストからの失点が多かっただけに、どれだけ修正して試合に臨めるか。

GKの岩下は世界選手権でのデンマーク戦ではベンチアウトだったため、これが初対戦となりますが、坂井は35%(7セーブ/20被シュート)と、高いセーブ率を残しました。安定したセービングを見せることは最低条件で、そのうえで、流れを変えるようなビッグセーブを何本出せるか。

1月の世界選手権のデンマーク戦で好セーブを見せた日本代表・坂井

1月の世界選手権のデンマーク戦で好セーブを見せた日本代表・坂井

 

 

世界選手権とは違った雰囲気に包まれると予想されるオリンピックで、彗星ジャパンはどのようなプレーを見せてくれるでしょうか。デンマーク戦は7月24日21:30スローオフです。