【おりひめジャパン】開催国スペインに食い下がるも惜敗
◆スペイン 28(15-15、13-11)26 日本
【日本得点者】
相澤、松本7点/中山5点/近藤3点/永田、大山、佐原、服部1点
第25回世界選手権も次のラウンドでの戦いへと進み、日本は12月9日、初戦で開催国スペインと対戦しました。
開始早々、日本のGK亀谷がスペインの速攻時に相手と接触して負傷。急きょ馬場と交代することになります。
頼れる守護神の離脱によって、チームに動揺が走り、10分4-8とリードを許します。しかし、クロアチア戦で散々やられたポストに対する守り方が改善されており、相手のミスもあって速攻が機能。
また、司令塔・相澤を中心としたセットOFでイージーなミスが少なく、サイドまで展開することにたびたび成功。ここで途中から入った左サイド松本がミスなく決め切って盛り返すと、16分から松本、相澤、服部のゴールで4連取。10-9と逆転に成功します。
そこからお互い譲らず15-15同点で後半に入りますが、後半に入ると、それまでシュートミスなどが多かったスペインが攻守ともに立て直してきたこと、逆に日本にミスが増えてきたことで、地力に勝るスペインに少しずつ点差を開かれていきます。
日本・楠本監督は、バックプレーヤーの組み合わせを入れ替えたり、近藤をポストの1人に使う7人攻撃を繰り出したりと、さまざまな手を打ちます。
しかし、肝心のところでシュートが決まらず、DFでも相手のサイドシュートなどに手を焼き、流れを変える決定打が出ず。残り1分で24-28とされて勝負あり。
強豪相手によく食らいつきましたが、2019年の熊本世界選手権同様(31-33で敗戦)に、確かな力の差を埋めることができず。
これで日本は1勝2敗(1次リーグの1勝1敗を持ち越し)となりました。メインラウンドを勝ち抜く(ベスト8入り)には、残りのオーストリア、アルゼンチン戦の勝利は絶対で、さらにいくつかの条件を満たす必要があります。
ともあれ、まずは日本時間で明日11日の午前2時からのオーストリア戦で勝利することが求められます。