日本代表の新ユニフォームを日本協会とヒュンメルが発表!
4月1日に、長期のオフィシャルスポンサー契約をデンマークのスポーツメーカー・ヒュンメルと締結したことを発表した日本ハンドボール協会。
4月8日には、在日本デンマーク大使館(東京)において、契約締結および、日本代表の新ユニフォーム発表の記者会見が行なわれました。
会見には、日本協会から湧永寛仁会長、ヒュンメルの日本代理店・株式会社エスエスケイの佐々木恭一代表取締役社長、そして、ピーター・タクソ・イェンセン駐日デンマーク大使が出席し、今回の契約に至った経緯や、今後の展望について語りました。
「今回、ヒュンメルにサポートしてもらえることになり、とても光栄に思っている。
昨年、東京オリンピックにホスト国として出場した。もちろんこれは大きな目標の1つだったけど、実際はこれからが本当の戦いだと思っている。パリ・オリンピック(2024年)、ロサンゼルス・オリンピック(28年)に、アジア予選を勝ち抜いてアジア代表として自力で出場しなければならない。
そういう中で、今回、代表チームの全カテゴリーのサポートをしてもらうことになった。ヒュンメルやデンマークとの縁を大事にしながら、強化、発展につなげていきたい」(湧永日本協会会長)
「ヒュンメルのこの数年の活動を振り返ると、19年の熊本世界女子選手権ではIHFのパートナーとして運営をサポート。20年には日本協会とアンダーカテゴリーのサプライヤー契約を結んだ。21年には春の全国中学生選手権大会オフィシャルパートナーとしての契約を更新した。そして、今回の契約。
これを機に日本協会とスクラムを組んで、日本、世界でのハンドボールの普及・振興を進めていきたい」(佐々木社長)
「デンマーク大使館でパートナーシップの会見ができることを光栄に思う。ハンドボールはデンマークで人気があるスポーツの1つで、人生のある時期に国民の大半がプレーしたり、見たりするスポーツ。
私も昔はもっとスリムで(笑)、その時にはハンドボールをしており、当時いっしょにハンドボールをしていた中に、東京オリンピック日本女子代表の監督をしていた友人(ウルリク・キルケリー元・日本代表監督)もいる。
今回の契約は、日本とデンマークの架け橋になるような契約だと思う。期待しているし、デンマークは日本球界の発展を応援している」(イェンセン大使)
その後、ヒュンメルの新ユニフォームがお披露目され、それを着用した男子・部井久アダム勇樹(ジークスター東京)、蔦谷大雅(中大)、女子・馬場敦子、中山佳穂(ともに北國銀行)が登場。
着用した感想やビジュアルについて、また、男子はすでにスタートしている代表合宿で練習着を着用していることもあり、練習での着用感について語りました。
「シャツは和テイストの柄で、袖のカラーラインもいい。デザインにこだわって作ってもらっているというのが選手としてもうれしいし、これで早く試合をしたいという気持ち。
ヒュンメルとは個人契約を結んでいて、4年ぐらいサポートしてきてもらっている。この1、2年でハンドボールに力を入れてもらっていて、ウェアも脇や肩の動きやすさにもこだわっているのがわかる。現在、日本代表の合宿中で、そこでヒュンメルの練習着を着用しているが、動きやすいし、生地もなめらか。でも弱いのではなく、つかみ合いの中でも破れたりしない耐久性もある。すごくいいものを提供してもらっていると思う」(部井久)
「和のテイストがとても日本らしくてかっこいい。着た感じもとても動きやすいし、早くこれを着て活躍したい。
合宿で練習着を着用していると、首元のつまりがなくて動きやすいし、汗をかいても肌にひっつかない。個人的にとてもいいと思っている」(蔦谷)
「このユニフォームをひと目見て、すごく日本っぽさがあるし、(ファーストユニフォームの)紺色がすごくかっこいいなと思った。
着心地もいいが、今回のユニフォームは少し私には大きいので、ちょうどのサイズを着た時にどんなふうに感じるのか楽しみ」(中山)
「個人的には細身が好きなので、この新しいユニフォームもズボンがスタイリッシュでかっこいいと思った。私は小柄なので、どうしてもユニフォームがいつもダボッとなるので(笑)。また、GKはさまざまな動きをするが、これは伸縮性もあるので、すごくいいと感じた。
このかっこいいユニフォームを早く世界にも見てもらいたいと思った」(馬場)
今回お披露目されたユニフォームは、フル代表からアンダーカテゴリーの代表まで共通のデザインで、今後はこのユニフォームを着用して、装いも新たに、それぞれのカテゴリーの目標に向かっていくことになります。