この週末、日本人選手が2つのビッグマッチに出場！

ヨーロッパ・ハンドボール界も、そろそろ2021－22シーズンの終盤に差しかかっています。そんな中、2人の日本人選手が歴史に名を刻もうとしています。

1人目は、ルーマニアのバイア・マーレでプレーする藤田明日香。日本女子代表として昨年12月の世界女子選手権にも出場した右サイドプレーヤーです。

もう1人は、スペインのグラン・カナリアに所属する細江みづき。センタープレーヤーとして、ゲームをコントロールしながら得点も狙います。

バイア・マーレは、ヨーロッパのカップ戦でチャンピオンズリーグに次ぐ2番目の大会・ヨーロピアンリーグで4強に勝ち残っています。この4チームが一堂に会し、2日間で準決勝・決勝を戦うファイナル4が14、15日に行なわれます。

14日の現地時間18時（日本時間15日1時）にデンマークのヴィボーと対戦し、ここで勝利すれば15日の18時（日本時間16日1時）から、イカスト（デンマーク）－ビーティッヒハイム（ドイツ）の勝者と優勝をかけて戦います。

グラン・カナリアは、ヨーロッパ・カップ戦で3番目の位置づけになるヨーロピアンカップに出場しており、決勝に進出。こちらはホーム＆アウェイ方式で、対戦相手は同じスペインリーグのマラガ。すでに初戦を5月8日に終えており、グラン・カナリアが21－17で先勝。細江も1得点をマークしています。

決勝第1戦に出場し、1得点をあげた細江（写真はチーム提供）

アウェイの14日の試合（現地時間20時、日本時間15日の3時）に引き分け以上、もしくは敗れても3点差以内であれば優勝が決まります。

勝てば、ヨーロッパ・カップ戦で優勝した初めての日本人女子選手となり、さらに、藤田は、前身のEHFカップ（ヨーロピアンリーグ）に限ると、日本人選手初となります。ヨーロピアンカップは、前々身のシティーカップ時代に、男子の橋本行弘さん、茅場清さん（どちらも元・日本代表、HONDA）がグロスバルシュタット（ドイツ）在籍時（1999－2000シーズン）に優勝を経験しています。

日本球界にとって、歴史的な瞬間になるかもしれないこの週末の試合、どちらもEHFtv（無料、登録の必要あり）から視聴可能です。ぜひご覧ください。

・ヨーロピアンリーグ
準決勝：5月14日18時（日本時間15日1時）～
決勝：5月15日18時（日本時間16日1時）～

・ヨーロピアンカップ
決勝第2戦：5月14日20時（日本時間15日3時）～

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