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【女子編】JHL開幕前会見の全チームコメントを紹介します!


6月27日、2022-23シーズンの日本ハンドボールリーグ(JHL)開幕前記者会見がオンラインで開催されました。

男子各チームのコメントに続き、女子も全チームの監督、選手のコメント(抜粋)を紹介します(登場順)。

女子全チームの監督・選手

女子全チームの監督・選手

 

【プレステージ・インターナショナル アランマーレ】
福田丈ヘッドコーチ
「つねに粘り強く、眼の前の勝負に全力で挑めるようなチームでありたい」

檜木祐穂キャプテン
「スローガンは『はい上がれ-Next Stage-』。アランマーレの現状を打破、より高いところをめざすという思いでつけた。試合を見てくれている人の心を動かすような熱いチームとなってプレーオフ進出をめざしたい」

【北國銀行】
荷川取義浩監督
「スローガンは『チャレンジ&グロース』。昨年から3人の引退者、1人の移籍者を出し、チームが若返った。スローガンはそういう状況の中で中村和哉GMから提案があった。昨年度のチームを超えたいと思う。期待する選手は横にいる永田美香。若返ったチームをプレー面、精神面でキャプテンとして引っ張ってほしい。本人もプレー面で成長してほしい」

永田美香キャプテン
「プレーオフ優勝をめざす。メンバーが入れ替わり、チームも若返ったが連覇を意識しながらこのメンバーで優勝したい。(監督のコメントを聞いて)立場も変わってきて、監督が言うようにプレー面でも気持ちの面でも引っ張っていけるようにがんばりたい」

【飛騨高山ブラックブルズ岐阜】
堀田敬章監督
「スローガンは『進化 エボリューションオブブラックブルズ』。チーム創設10年目。ベテランの選手が抜け、平均身長は下から数えた方が早いメンバーだが、相手チームを攻守ともに運動量、機動力で上回ってプレーオフ争いに絡みたい。期待する選手としては、中島沙里奈、神谷怜名、新人の齊藤詩織、小林可奈、角森彩の5人。彼女たちを全面的に押し出し、躍動感ある戦いをして、ほかの選手も引っ張られてほしい。全員で戦う」

中島沙里奈キャプテン
「これまでチームを支えてくれた選手が退団し、チームの変化に着目して取り組んできた。これまで順位を上げられない悔しさを感じている。応援してくださっている方々や、高山市でハンドボールをしている選手たちの心が動くような試合をしたい」

【HC名古屋】
家城千香GKコーチ
「(世界女子ジュニアに監督として帯同中のため)ヘッドコーチの新井翔太が不在なので、私から。スローガンは『超えろ』。つねに最善を尽くす、主体性を持つというキーワードのもと、全員で目標に取り組んでいる。こういった状況がより成長を促していると思うので、目標達成に向けてがんばる」

山本眞奈キャプテン
「新井ヘッドコーチ不在の中、全員で助け合いながら練習に取り組んでいる。チーム力を大切にし、応援してくれる方々に勝利で恩返しができるように精一杯がんばっていきたい」

【三重バイオレットアイリス】
黄慶泳監督
「スローガンは『ワークハード、プレーハード』。大会前は厳しい中でもハードワーク。大会に入ると練習を超えてプレーを熱く。試合は選手だけでなくスポンサー、ファンなどたくさんの方の支えがあってできている。来てくれた人たちには熱い思いを持って試合から帰ってもらいたい。また見たい、チームに会いにいきたいと思ってもらえるような熱い試合を繰り広げていきたい。期待する選手は5人いる。まずは林美里。ハイテンポなゲームの中で泥臭く強いハンドボールをしていく中で、キャプテンのがんばりに期待したい。原希美には、プレー内外の場面でも(チームの)心をコントロールしてほしい。中田夏海はDFについて、身長の小さなメンバーが多いため、さまざまなシステムをこなしてもらう。そして、熊﨑かずみと飯塚美沙希。OFは熊﨑、飯塚が得点に絡むようになればおもしろいのではと思っている」

林美里キャプテン
「黄監督のもと厳しいトレーニングを重ねてきた。スピーディーなハンドボールで日本一をめざして戦う三重をお届けしたい。クラブチームが日本一を取ることに夢がある、そこをめざして戦いたい。個人的には今は黄監督の厳しいトレーニングを乗り越えることにいっぱいだけど、期待に応えられるようにシーズンを通して成長していけるようにがんばりたい」

【大阪ラヴィッツ】
田中美音子チームディレクター
「スローガンは『追求と本気 チーム全員が主役』。注目選手は、スローガンの通り全員。1試合1試合主役が出てくれば。そうなればおもしろい試合になると思うし、内容、結果にこだわり、ファンに楽しんでもらえるチームでありたいと思っている」

齋藤佳織キャプテン
「勝ちたい気持ちを全力で出し、本気で戦うこと。主役はラヴィーちゃんだけでなく全員というところを見せたい。新人もたくさん入って、明るい雰囲気で毎日練習に取り組んでいる」

【イズミメイプルレッズ】
中山剛監督
「スローガンは『百万一心』。目標は、取れていない優勝。そこをめざしたい。注目選手には全員をあげたいが、新人4人プラス移籍の榎和奏の5人。ほかの選手はこれまでどおりがんばってくれると思っている」

三橋未来キャプテン
「今シーズンは若い選手が残って新しいチームになる。日本一に向かって勝つチームを作っていきたい。(練習の雰囲気は)若い選手が多いので元気と明るさが持ち味。1人ひとりの役割をまっとうして全員で戦いたい」

【香川銀行】
亀井好弘監督
「スローガンは『熱い思いを胸にチャレンジ』。香川銀行はチーム設立から30年。設立にかかわった多くの人々、チームをつないでくれた多くの選手たち、多くの人々に支えられた30年だった。日本リーグは近いようで遠いステージだった。この舞台に立つ感謝は選手みんなが持っている。ステージに立つことなく引退した選手、多くの応援してくれた人たちの思いを選手がコートで表現してくれる。注目選手は、チームの平均年齢は22.4歳だが、國方沙耶をはじめ、森村美紅、石川有香といった年長者組。日本リーグで戦うプレー、心意気を見てほしい」

國方沙耶キャプテン
「こうして日本リーグに参戦できたことを感謝している。つないでくださった方々の想いを胸に戦いたい。いろいろな面で厳しいこともあると思うが、やるべきことをやり、感じてもらえることがある試合をして最後まで貫き通したい。チーム最年長だけど、コートに立たなくてもそういう面で今シーズンを通して役割を果たして、とりあえず1勝できるようにがんばりたい」

【オムロン】
水野裕紀監督
「スローガンは『より強く、より美しく ネクストジェネレーション』。昨シーズン、久しぶりにプレーオフに出場したが優勝に届かなかった。結果にだれひとり満足していないし、全員がレベルアップしてほしいと思っている。東京オリンピックを終えて、オムロンも世代交代を迫られている。若い世代の活躍が不可欠。昨季より上だと日本一しかないので、やはり日本一をめざしてチーム一丸となって戦いたい。注目選手としては、石井優花はいつもあげているところ。3年目以下の選手がチームの半数で、その中でも渡部真綾、グレイ・クレア・フランシスはチームの核になりつつある。この2人に期待したい」

石井優花キャプテン
「昨シーズンで永田しおりさん(現コーチ)が引退し、大黒柱がいなくなった。今シーズンは厳しい戦いになると思うが、プレーオフで感じた悔しさを忘れず、昨季はリーグ3連敗からはじまって苦しんだので、初戦から勝ってプレーオフで優勝したい」

【ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング】
大城章監督
「スローガンは『BELIEVE』。日々チャレンジしていく中で、成長を感じながら楽しむ。変化をみなさんにも感じて楽しんでもらえたら。優勝しかめざしていない。目の前の一戦一戦に全力を尽くすことに尽きる。昨季はプレーオフ直前に新型コロナウイルス感染者が出て(出場を辞退)、消化不良のシーズンに。この思いを今シーズンの3月に爆発できるようにがんばっていきたい。注目選手としては、角南果帆はだれもがみとめるチームのキャプテン。OFは谷華花、DFは北原佑美が、角南とともにチームを引っ張っていってほしい。ただ、彼女らだけでなく、スタッフ含め全員で一体感を持って進んでいきたい」

角南果帆キャプテン
「亀井監督の言葉でもらい泣きをしてしまって、ちょっと話す内容が飛んでしまった(笑)。悔しい思いを昨シーズンはした。リベンジという強いという思いを持って戦いたい。引退者がおらず、どのポジションも選手層が厚い。内容も結果もこだわって戦いたい」

【ザ・テラスホテルズ】
東長濱秀作監督
「僕みたいなやつについてきてくれているスタッフや選手、気にしてくれている指導者の方などに感謝の気持ちをもって目の前の1試合を戦いたい。僕は角南選手のようにもらい泣きはせず、亀井監督の言葉を聞きながら、ウチの足元をすくいに来るんだろうなと思ったので、香川銀行戦だけは気をつけて戦いたい。國方選手の1勝を、というのも、われわれにだろうなと思っている(笑)」

中山朋華キャプテン
「今シーズンのスローガンは『ワンスピリット、ワンウィン』。1人ひとりが勝つために、1つでも多くの勝利がつかめるようにがんばりたい」

各チームのコメントのあとには、男子同様に、メディアとの質疑応答がありました。

Q:イズミとソニーへ:北國銀行の強さはどういうところで、優勝へのカギはどこにあるか教えてほしい。

イズミ・中山監督
「今この場で言えるわけないだろう、と言いたいところだけど(笑)。社会人選手権でも、強さというか選手1人ひとりが仕事をきっちりする。ウチは大差で負けたので、きちんと選手たちを鍛え直して試合に臨めるように。仕事をするのが一番大事だと思う。そういうところを求めたい」

イズミ・三橋
「個人として戦うのは難しいが、チーム力を出し切って戦いたいと思う」

ソニー・角南
「ワンプレーの精度が高い。社会人選手権では3点差。私が出ていないかったので、次はこの3点差を埋めて勝ちたいと思う」

ソニー・大城監督
「今の言葉で『戦術は角南』で決まった(笑)。以上です」

Q:北國・荷川取監督へ。昨季のチームを超えたいとのことだったが、どうすれば超えたことになるか。

北國・荷川取監督
「昨季は塩田沙代、河田知美、角南唯のベテラン勢の力を借りた。今季は彼女らがいないので、若手が彼女たちを超える精度や強さを出すことが、昨季のチームを超えたことになると思う」

Q:アランマーレ・檜木選手へ。飯塚選手が移籍した穴をどう埋めようと取り組んでいるか。

アランマーレ・檜木
「飯塚選手が抜けたことで、チームにとっては大きな穴になると思うが、その分、自分がやらなければいけないという気持ちを全員が持ってやっている」

Q:香川・亀井監督、國方選手へ。東長濱監督からの香川を意識したコメントもあったが、一番のライバルは?

香川・國方
「日本リーグで戦う以上、全チームがライバルだと思ってやっている」

香川・亀井監督
「みなさんいじっていただいてありがとうございます(笑)。言った甲斐がありました。若いチームなので、楽しみながら、見てくださるみなさんになにか与えられる試合を見せたい。順位的なことは言える状態じゃないので、一戦一戦がんばる」

Q:香川・亀井監督へ。トップリーグで銀行チームが揃うの珍しい。同じ銀行チームとしての意識は?

香川・亀井監督
「じつは社内からもバンク対決と言われていて、とくに北國さんだけを意識ということはないが、同じ金融機関に勤めているもの同士として、まさに王者ですし、少しでも近づきたい存在。いつかは近づきたいと思っている」

JHL開幕は7月2、3日。女子は石川、三重、広島、熊本、鹿児島で5試合が予定されています。詳細はhttps://japanhandballleague.jp/j-h-l-org/schedule_wemen/より。また、動画は新しいプラットフォーム「ハンドボール・プラネット」より視聴可能です。