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元フランス代表のアバロが現役引退へ ホーム最終戦で引退セレモニーを予定


日本リーグ男子・ジークスター東京は2月14日、元フランス代表のリュック・アバロが今シーズン限りで引退することを発表しました。

東京オリンピックで金メダルを手にしたアバロ

東京オリンピックで金メダルを手にしたアバロ

 

左利きのサイドプレーヤーのアバロは現在38歳。2005年にフランス代表入りすると、ヨーロッパ選手権(06、10、14年)、世界選手権(09、11、17年)にそれぞれ3度頂点に立ち、オリンピックでは、3つの金メダル(08年北京、12年ロンドン、21年東京)と1つの銀メダル(16年リオデジャネイロ)を手にするなど、数々の栄冠を手にしてきました。

クラブでは02年にフランス1部・イブリィでプロキャリアをスタートさせると、08年にシウダー・レアル(スペイン)へ移籍。翌年にはチャンピオンズリーグを制覇しました。12年から20年にかけてPSGハンドボール(フランス)でプレーし、エルヴェルム(ノルウェー)を経て、21年から東京の一員になりました。

東京では本職の右サイドのほかに右バックにも入り、大きなステップのフェイントや味方を活かすパス、巧みなDFなどでチームに貢献しました。

アバロはクラブを通じて「『サポーターやファンの皆様に一言お願いします』と言われたときに、まず頭に浮かぶのは感謝の言葉です。そして自分がハンドボールへの情熱を通じて、人々に感動を与えることができたということは、人生において本当に幸せなことなので、皆様に応援していただけて本当に光栄でした。この言葉を読んだすべての人に、幸せが訪れることを祈っています。皆様がフォースとともにあらんことを」(原文ママ)とコメントしました。

2月25日のホーム最終戦(東京・墨田区総合体育館での琉球コラソン戦)で、試合終了後に引退セレモニーが行なわれる予定です。