【JHLプレーオフ】ついにファイナル! 女子は日本選手権決勝の再来に
第47回日本ハンドボールリーグ(JHL)プレーオフは、3月19日にセカンドステージが行なわれました。
女子はレギュラーシーズン4位でファーストステージを勝ち上がったソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと、レギュラーシーズン2位のオムロンが対戦。
戦前の予想通り、どちらも堅いDFで簡単にセットOFからは点を取らせないうえ、速攻へのケアも徹底と、決め手にかける展開に。さらにソニー・飛田季実子、オムロン・宮川裕美と両GKが再三の好セーブを見せて、ロースコアゲームを演出しました。
流れが行きつ戻りつする中で、第1延長、そして決着は7mTコンテストへ。
後攻のオムロンは、第1スロワーの渡部真綾が枠外へとシュートを外したあとは、4人目までが決めましたが、先攻のソニーは1人も外すことなく決め切り、5-3として、ファイナルスコア26-24で勝利。
4位からのファイナル進出を決めました。
3月21日のファイナルは、場所を東京・武蔵野の森総合スポーツプラザから、愛知・豊田合成記念体育館 エントリオへと代え、行なわれます。
「北國銀行相手に、出方をうかがうような戦いでは勝てない。攻守ともにこちらが主導権を握っていける展開を」とファイナルの展望を語ったソニー・大城章監督。
1月の日本選手権決勝では、ソニーがセットOFで安易なミスをせず、北國得意の速攻主体の戦いを途中までさせなかったことが、敗れたとはいえ接戦の要因に。
同じような流れを作り、その中から勝機を見出していきたいところ。
レギュラーシーズン全勝の首位で待ち構える北國は、いつも通りの戦いができれば、前人未到の日本リーグ9連覇は遠くありません。
唯一の不安は選手層の薄さ。主力の8~9人はそのまま日本代表と言っていい布陣ですが、リズムを崩された時に雰囲気を変えるジョーカー的な選手が少なく、そういう展開に持っていかせないことが肝要でしょう。
トップカテゴリーの今シーズンを締めくくる最終戦は、12時半からスタートです。