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世界男子ジュニアは地元ドイツが制覇 日本・藤坂が得点王に輝く


ドイツ、ギリシャの2ヵ国にわたって開催された第24回世界男子ジュニア選手権が現地時間7月2日、大会最終日を迎えました。決勝には地元のドイツとハンガリーが進出し、大声援を背に戦ったドイツが30−23で勝利。2011年大会以来、12年ぶり3回目の優勝を飾りました。

ドイツは1次リーグから無敗で勝ち進み、決勝トーナメントではデンマーク(1回戦=準々決勝)、セルビア(準決勝)を連破し、決勝では202cmのGKダビド・シュペートを軸とした堅守でハンガリーを封じて頂点に立ちました。大会MVPには、ドイツOFをけん引した左腕司令塔ニルス・リヒトラインが選ばれました。

昨年のアジア男子ジュニア選手権を制して6度目の出場を果たした日本男子ジュニア代表は、スペイン、フェロー諸島に連敗して1次リーグ敗退に。アンゴラに勝利して1次リーグ3位でプレジデントカップ(順位決定戦)に進むと、コスタリカ、クウェート、アルジェリアに快勝。最終戦ではポーランドに競り負けて、19位(32チーム中)で大会を終えました。

また、日本の藤坂尚輝(日体大)が7試合で55得点を記録。フェロー諸島のエリアス・エレフセン・ア・スキパゴトゥとともに大会得点王に輝きました。国際大会で日本人男子選手が得点王になるのは、第8回世界学生選手権(1980年)の西山清さん以来となります。

藤坂は初戦のスペイン戦で両チーム最多となる10得点を叩き出すと、その後も相手DFのタイミングを外したシュート、鋭いフェイントからの突破などでコンスタントに得点を重ねていきました。

55得点で大会得点王に輝いた藤坂。帰国した日(7月1日)は奇しくも自身の誕生日で、チームから手厚い祝福を受けた

55得点で大会得点王に輝いた藤坂。帰国した日(7月1日)は奇しくも自身の誕生日で、チームから手厚い祝福を受けた

 

【世界男子ジュニア選手権最終順位】

優勝:ドイツ
2位:ハンガリー
3位:アイスランド
4位:セルビア
5位:デンマーク
6位:ポルトガル
7位:フェロー諸島
8位:クロアチア
9位:スペイン
10位:エジプト
11位:フランス
12位:スウェーデン
13位:バーレーン
14位:チュニジア
15位:ギリシャ
16位:ブラジル
17位:ポーランド
18位:ノルウェー
19位:日本
20位:スロベニア
21位:サウジアラビア
22位:アルジェリア
23位:モロッコ
24位:クウェート
25位:アルゼンチン
26位:アンゴラ
27位:アメリカ
28位:キューバ
29位:チリ
30位:リビア
31位:コスタリカ
32位:グリーンランド