10801人が有明に集う!【PSGジャパンツアー第2戦】
PSGハンドボール(フランス)のジャパンツアー第2戦が東京・有明アリーナで行なわれ、日本男子代表・彗星ジャパンと対戦。
観客は7月31日のジークスター東京戦を超える10801人となり、「7人制における1試合の集計記録が残る中では国内最多」となりました。
【試合結果】
PSG 39(21-13、18-11)24 日本代表
【試合得点者】
〈日本代表〉部井久アダム勇樹、藤坂尚輝:4点、河原脩斗、元木博紀、可児大輝:3点、徳田新之介、泉本心2点、蔦谷大雅、成田幸平、高間アミン1点
〈PSG〉カミル・シプチャク:6点、ルカ・カラバティッチ、ヤコブ・ホルム、ニコラ・カラバティッチ:5点、エロヒム・プランディ:4点、ケント・ロビン・テンネセン、マチュー・グレビル:3点、フェラン・ソレ・サラ、レオ・プランタン:2点、サドゥ・ンタンジ、アダマ・ケイタ、ダビド・バラゲール、ドミニク・マテ1点
7月31日の東京戦やトレーニングを経てコンディションが上昇中のPSGに対して、日本代表は8月1日にトレーニング、2日午前中に調整だけと非常に短い期間だけ集まっての臨戦。
さらに、ケガ人だけでなく、日本リーグの合間の日程ということで、国内のベストメンバーも招集できなかったことで、攻守ともに普段通りの連携は望むべくもない状況でした。
その差が前半から如実に表れ、PSGはポストのルカ・カラバティッチがサイズに劣る日本の1、2枚目DFの間に位置取り、兄のセンター、ニコラ・カラバティッチとの連携で加点。さらにバックプレーヤー陣がDFを押し込んでから楽々と展開して得点につなげていきます。
守っても、部井久、可児、徳田のバックプレーヤー陣の息が合わない日本OFに対して積極的にプレッシャーをかけて分断し、試合序盤で試合の流れを完全に掌握しました。
連携不足が明らかな日本は1試合を通してなすすべなく、多くの観客の前で惨敗を喫しました。
救いがあるとすれば、9月のアジア大会を前にして、わずかながらも実戦経験を積めたこと。そしてなにより、これがフル代表デビューとなった河原、泉本、藤坂という20代前半の若武者たちがハツラツとしたプレーを見せたことでしょう。
この試合をもって、1週間にわたったPSGのジャパンツアーは終了を迎えました。