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【おりひめジャパン】日本女子代表が2024年初始動


昨年末にお伝えした通り、年明け1月7日から日本女子代表・おりひめジャパンも今年度9回目となる国内強化合宿をスタートさせています。

当初は石川県での開催予定でしたが、1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響で、急きょ大阪府の大体大体育館での開催に変更されました。

参加メンバーも既報時から若干の変動があり、第26回世界女子選手権(昨年11月29日~12月17日。デンマーク、ノルウェー、スウェーデン共催。優勝はフランス、日本は32チーム中17位)の代表15人(国内チーム所属)と「チャレンジ枠」で参加の4人の計19人による合宿となりました。

1月7日、参加メンバーは新年のあいさつを経て、随所に笑顔を見せながら身体をほぐしたあと、ベースとなるコンビプレーを絡めての攻防トレーニングや速攻トレーニングに汗を流しました。

 

昨年からの好ムードに包まれたまま始動した選手たち

 

ターゲットは4月のパリ・オリンピック世界最終予選。スウェーデン、ハンガリー、カメルーンとともにパリ行きのチケットを争います(最終予選は昨年12月23日にハンガリーでの開催が決定)。

この最終予選に向けた選考ということに加え、「対戦相手の特徴を共有し、戦術を徹底させていくこと」を楠本繁生監督は今回の合宿のテーマとしています。

 

必勝祈願のダルマに目を入れた楠本監督

 

昨夏8月のパリ・オリンピックアジア予選(広島)以来となるキャプテンを務めることになった相澤菜月(北國銀行)は「チームの司令塔として、また、幅広い世代の真ん中の年代で上下にコミュニケーションを取りやすい立場でチームを引っ張り、昨夏のアジア予選の雪辱を果たしたい。この合宿の次に集まれるのは最終予選直前になるので、この場でのトレーニングを糧に、さらに1人ひとりが成長していけたら」と意欲満々。

「ハンドボールを始めたころからずっと目標にしてきた日本代表で自分の力を試せるチャンス。この機を活かして最終予選のメンバー入りをめざしたい」(菊池杏菜、プレステージ・インターナショナル アランマーレ)、「自分自身の力がどこまで通用するかを試し、日本のトップの選手たちといっしょにプレーすることでいろいろな経験ができたら。そして、最終予選のコートに立つことをめざしてがんばりたい」(高木裕美子、アランマーレ)とチャレンジ枠での参加選手もパリ行きを決める決戦のコートに立つ意欲をみなぎらせていました。

 

菊池(写真)らチャレンジ枠で参加の選手も積極的に自分をアピール

 

気心知れたメンバーに新しい刺激も加わっての合宿は、1月11日まで行なわれます。

 

〈選手〉
※名前、所属、年齢(1月7日時点)、身長、ポジション、利き腕の順

永田 美香
北國銀行/29歳/180cm/PV/右

松本 ひかる
北國銀行/28歳/167cm/LW・RW/右

馬場 敦子
北國銀行/28歳/164cm/GK/右

北原 佑美
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング/28歳/171cm/BP/右

佐原 奈生子
北國銀行/27歳/180cm/PV/右

服部 沙紀
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング/27歳/160cm/RW/左

犀藤 菜穂
北國銀行/26歳/172cm/GK/右

初見 実椰子
三重バイオレットアイリス/26歳/165cm/PV・LW/右

吉留 有紀
北國銀行/25歳/164cm/LW/右

中山 佳穂
北國銀行/25歳/172cm/BP/左

笠井 千香子
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング/25歳/168cm/PV/右

相澤 菜月
北國銀行/25歳/160cm/BP/右

笠 泉里
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング/24歳/169cm/LW/右

岡田 彩愛
香川銀行/23歳/167cm/BP/右

石川 空
大体大3年/21歳/169cm/BP/左

〈以下、チャレンジ枠〉
菊池 杏菜
プレステージ・インターナショナル アランマーレ/25歳/156cm/BP・LW/右

高木 裕美子
プレステージ・インターナショナル アランマーレ/24歳/162cm/PV/右

吉野 珊珠
大体大3年/21歳/166cm/RW/左

比嘉 楓
大体大2年/20歳/170cm/GK/右

〈スタッフ〉

監督:楠本 繁生
コーチ:岸本 健太
GKコーチ:須東 三友紀
トレーナー:畑 圭祐、松浦 貴裕
分析:榧 浩輔

 

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