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夏の中学生の全国大会「全中」が実施取りやめに


ハンドボール(男女)の全国中学校大会(全中)での開催が2027年から取りやめになる――。

衝撃的なニュースは6月8日、大会の主催者・日本中学校体育連盟(日本中体連)から正式発表され、全国の愛好者の間に大きな波紋を広げています。

日本中体連は部活動の地域移行を推進する論議の高まり、教員の負担軽減、夏季大会の暑熱対策などで、21年に大会の見直しを図る改革プロジェクトを発足させ、今回の発表は、その“結論”でした。

開催されなくなる競技はハンドボールを含め9競技で、27年以降の大会は夏の11競技に縮小されます(スキーは29年度まで)。少子化も大きな背景です。

見直しにあたり、出場校数の大幅な減少などさまざまな情報が流れていましたが、23年度全国部活動設置率20%をラインとする思い切った対策が採られました。

ハンドボールは男子7%(717校)、女子5.8%(591校)~今年1月31日発表資料による。全国の中学校総数は10208校~でした。

大会は今夏が富山県氷見市、来年が沖縄県豊見城市と那覇市、再来年が岡山県での開催が決まっています。

日本協会は次の全国評議員会、理事会で今後の対応を協議すると見られますが、今年で53回の歴史を重ねる『全日本中学(生)選手権』の日本協会主催事業として継続が期待されるところです。

 

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