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高校センバツ男子決勝中止の経緯について


愛知県で開催されている第38回全国高校選抜大会の男子決勝・北陸(福井)-浦和学院(埼玉)が、ハーフタイムで中止されました。

この経緯について、全国高体連ハンドボール専門部の越石信次部長と、村木啓作大会副会長が記者会見を行ないました。概要は以下のとおりです。


・3月28日(土)に行なわれた男子4回戦 法政二(神奈川)-浦添(沖縄)戦は、34-33で浦添の勝利となったが、試合終了後に法政二の阿部直人監督から、浦添の得点が1点多いのでは、と申し出があった。※編集部注:編集部の取材では、ハーフタイムにも阿部監督はこの件について問い合わせたとのこと。

・レフェリー、TD(テクニカルデレゲート)、スコアラーが試合終了後に確認したところ、8分22秒に浦添の4点目として記録されている得点が、着地と判定されていながら、そのまま記録用紙に得点と記載されたままになっていたことが分かった。

・しかし、競技委員長、審判長、総務委員長、競技副委員長と協議した結果、試合は成立すると決定し、この結果を日本ハンドボール協会に報告。この時点では日本協会から「検討する」旨の返事のみがあった。

・それを受けて、当該校へのおわび文、事情説明、防止策を文章として出す、各都道府県に報告する、などの対応をすることを決定していた。

・3月29日(日)に、法政二・阿部監督に上記の対応をすることを説明、浦添にも経緯を説明。裁定委員会を開催し、その試合のTDに入っていた競技委員長を更迭することとした。

・3月30日(月)、決勝当日に入り、男子決勝戦が開始するころに、日本協会から執行部の判断により試合中止の指示があったが、すでに試合がスタートしていたためにハーフタイムでの試合中のアナウンスとなった。


現在、このあとの大会運営に関しても協議が続いており、法政二-浦添戦が延長からの再試合となるかどうかも含めて決まっていません。分かり次第、再度お知らせします。