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世界女子選手権で誤審


現在デンマークで開催中の第22回世界女子選手権。

日本女子代表・おりひめジャパンも出場中の同大会で、ゴール判定システム(Video Proof Technology)の不具合により、入っていたはずのゴールが無効となる判定がありました。

舞台となったのは12月7日のCグループ第2節・韓国vsフランス戦。前半16分に韓国のポスト劉賢池が放ったシュートはクロスバーに当たったあとゴールラインを越え、そこからさらに跳ね返ってバーに再度当たり、ラインのわずか手前に落ちました。

ここでシステムを使った判定が行なわれましたが、システムの不具合により、この試合のIHF(国際ハンドボール連盟)オフィシャルが見たシーンでは、クロスバーに当たってライン手前に落ちた映像しか映らず、判定はノーゴールとなりました。

結果、この試合は22-22の引き分けに終わり、試合終了直後から物議を醸すことに。

翌日になってIHFはこの件に関するリリースを出し、上述のような経緯でノーゴールと判定されたが、実際には明らかにラインを越えていたこと、しかし結果は覆らないこと、そして、この試合のオフィシャル、デレゲート、レフェリーは、今大会の残り試合ではエントリーされないことが発表されました。また、ゴール判定システムも、同大会中は同様のミスの可能性を排除できないために使用しないとのことです。