北陸高等学校（福井）

全国からの精鋭がハイレベルな環境で腕を磨き合う

1880（明治13）年の創立以降、文武両道でトップをめざす建学精神のもと歴史と伝統を築いてきた北陸。今春は国公立大学へ130人超の合格者を出し、各大学への指定校推薦枠も約180校と進学状況もめざましい。

「ひとつのことを求める君が好き！」がモットーのハンドボール部は、今夏で32年連続出場のインターハイで優勝3回、準優勝2回、3位4回、センバツも優勝4回、準優勝3回、3位3回、国体も優勝2回、準優勝3回と輝かしい戦績を誇る強豪。

OBには山本興道さん（大体大→大崎電気＝ソウルオリンピック代表）、岩元成憲さん（金沢大→羽水高女子監督）、荒尾祐治さん（日体大→大崎電気→青森・野辺地高監督）、谷口了さん（日体大→元Honda）、高木尚さん（日体大→元大同特殊鋼）、南保智史さん（日体大→福井商高監督）、志々場祐太さん（日体大→羽水高男子監督）、東川泰斗さん（日体大→啓新高）、生川岳人さん（日体大→同コーチ）、川口健太郎さん（日体大→愛知・知多翔洋高）、村田竜馬さん（日体大→足羽高）、らが顔を揃え、地元の北陸電力には神田友和（中大卒）前監督、前田亮介監督や岩永龍哉、小川俊（日体大卒）、池上直輝（高松大卒）、成田有智（中京大卒）、宮田起成（中京大卒）、久保博貴（北陸高卒）選手が所属している。

さらに平子卓人、藤江恭輔、杉本翔（いずれも日体大卒）選手が大同特殊鋼、平子健人（日体大卒）、柴山裕貴博（大体大卒）選手が大崎電気、加藤佳樹さん（明大卒）が豊田合成（スタッフ）と、国内最高峰で活躍中だ。また、田中圭選手（筑波大大学院）がハンガリーリーグ男子1部のダバシュに所属している。

学生界では、友兼尚也、細川智晃、中村剛、平子脩人、大谷由岐也、大橋要（日体大）、中野尚、宮下貴司、山﨑智之、山川慎太郎（中大）、西方聖、瀧太一、川﨑駿（日大）、升澤圭一朗（慶大）、田中雄舞（東海大）、首藤佑哉（桐蔭横浜大）、染井凌二（東洋大）選手らが関東へ進み、関西では、三浦巧真（龍谷大）、谷口魁（同大）選手らが活躍中。東海でも林靖之、田中元樹（中京大）、林秀哉（愛知大）、苅谷亮汰、城一成（愛教大）、二村雄大（愛知学泉大）選手らが「北陸」の名をアピールしている。また、現在、日本代表のトレーナーとして寺尾邦仁さん（法大→ながい接骨院）も活躍中。田中良さんが日体大大学院で学び、明木源（国士大卒）、村田哲郎（日大卒）ペアは、レフェリーとして、今年も東アジアＵ－22選手権でジャッジを担当と多方面に人材を輩出している。

志々場修二総監督が福井県協会副会長も兼務し、来年の地元国体に向け低年令層の普及、拡大に力を注いできたのをはじめ、松山定裕さん（安居ブルーサンダー）、田中秀昭、手塚勝さん（北陸電力ブルーロケッツ）、村田直也さん、増田貴成さん（湊チャフリーズ）、寺沢学さん（大飯ジュニア）、県外では原嘉津雄さん（かくみやハンドボール教室）らOBが小学生チームの指導、育成に尽力するなど、次世代につなげていく気概にあふれているのも北陸ならでは。

先輩たちに続けと、志々場総監督の自宅を改築した合宿所での共同生活で力を磨く北陸セブン。ハンドボール専用フロアがあり、JOC強化指定施設にも認定されている体育館（HTC＝北陸トレーニングセンター）もフル活用できる国内屈指の好環境でハンドボールに打ち込んでいる。

生活面からきっちり指導をする福村正巳監督（北陸OB→大体大→Honda）、元韓国代表コーチで韓国テクニックを注入する洪徳顯コーチ（慶熙大→鏡月酒造）、GK指導を担当する高井慶治コーチ（北陸OB）、大谷尚史トレーナー（宇都宮大→アスレティックトレーナー）、ＨＰ担当の佐藤卓也さん（法大）と女子部には半田有完監督、大久保文義コーチ（北陸OB）など選手たちをサポートするスタッフの息もピッタリ。

全国から集まった精鋭と競い合い、この手で日本一をつかみたいという熱い心の持ち主には、絶好の環境が整っている。

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