フランス
:
ふらんす
1925年初めて学校体育で採用され(11人制)たが、競技スポーツとしての発展は遅く、初の国際試合は35年のルクセンブルグ戦。そのあと戦火で活動が鈍り、世界選手権に参加したのは50年が初。70年パリに同選手権を招致、活性化を狙ったが12位。国内ではほかの球技、ヨーロッパハンドボール界にあってはトップゾーンと水を開けられるばかりだった。
85年、代表監督にダニエル・コスタンティーニを迎えて突然のように改革が進み、翌年同Cグループで優勝したのを狼煙(のろし)に90年代に入って優れた素材を全国から発掘、92年バルセロナオリンピック3位、95年世界選手権で初優勝、2001年地元での大会で2度目の世界制覇を遂げ、最強国の列に名を連ねた。コスタンティーニは01年勇退。クラウデ・オネスタ監督の下、08年北京オリンピックから、09年と11年の世界選手権、12年のロンドン・オリンピックまで「4連覇」の快挙を成し遂げた。15年5度目の世界選手権優勝を飾った。
女子も実力をつけ07年12月、世界選手権を開いた。国内愛好者も急増し13年7月、50万人ラインを突破した。男子代表が83年、97年(熊本世界選手権)、02年、女子代表が90年来日している。