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1976年秋に男女各8チームで発足。各ボールゲームの日本リーグに触発され6番目の結成。男子に続いて女子もオリンピック競技に定着、頂点強化が日本ハンドボール協会の最大事業となった背景が大きい。発足にあたっては有力実業団を“横滑り”させるのではなく、大学・クラブ勢を含めた国内の有力チーム男子25、女子18チームを候補(有資格)チームにノミネート、参加の意思を問う方法が採られた。その結果、定数男女各8を上回る男子10、女子9チームが名乗りをあげ、男子は3、女子は2チームによって「選抜試合」を行なうことになり関心の高さを物語った。
男子は2年目の77年から、女子も79年から2部制を導入するなど順調な歩みを見せたが、加盟チームの出入りは激しく、第1回メンバーで14~15年の第39回に名を連ねているのは男子が大同特殊鋼、湧永薬品(現・湧永製薬)、大崎電気の3チーム、女子は立石電機(現・オムロン)1チームを残すだけ。14年9月スタートの第39回は男子9クラブ、女子は7クラブが参加している。優勝は男女ともプレーオフで決める。第35回(2010-11々シーズン)は東日本大震災発生でプレーオフは行なわれなかった。優勝チームには12-13年シーズンから100万円の賞金が贈られている。英文略称、略記はJ.H.L。
競技面ではヨーロッパのトップクラスの選手や韓国人メダリストの加入などで、国内球界を大いに刺激した時期がある。英文の略称、略記の「JHL」をそのまま通称とする。